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次世代AI配送ロボット「Lucki PRO」、料理認識・顧客との音声対話も可能

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オリオンスターロボティクス株式会社は、次世代AI配送ロボット「Lucki PRO」を発表しました。レストランはもちろん、ホテルや工場など様々なシーンでの活用が期待できるロボットです。

料理認識機能&Ai音声対話機能搭載


Lucki PROには、業界初の料理認識カメラが搭載されています。料理の有無や料理の種類などを識別し、接客に活かします。

また、14.1インチのディスプレイを搭載し、わかりやすい操作感を提供します。

さらにLucki PROにはAI音声対話機能も搭載されて、音声でのコミュニケーションが取れます。6つのマイクを搭載することで75dBといった騒がしい環境でも、お客様が話した内容を聞き取り90%ほどの精度で識別可能。

人の声を自動で認識し、最適なご案内を実施します。HiFiサブウーファーの搭載によりホームシアターに匹敵する良質なサウンド体験も特徴的です。

障害物を回避して安全に料理を運べる


料理認識と音声認識が優れていても、お料理を安全に確実に運べないと仕事になりませんよね。
これまでも「店舗を走らせるのに、ちゃんと障害物を認識して回避できるのか」と不安の声があがっていました。

Lucki PROには、RGBDカメラを3つ搭載していて、広い範囲を認識できるだけではなく、LiDAR(ライダー)と合わせることで小さな障害物も精確に検知可能。またIR(赤外線)カメラもありマーカーを利用することで、常に自己位置の補正ができます。このため現場で安定して稼働できます。

このように障害物を効率的に回避できるため、接触事故の可能性を大幅に減らしています。

さらに、駆動部分では自動車で採用される「トーションバー式サスペンション」を搭載。シミュレーションプラットフォームで数万回の実験を繰り返し、走行経路の状態や路面の凹凸にも追従し、高度な免震機能を実現しています。フラットな面だけではなくデコボコの地面でもスムーズな安定走行が可能です。

Lucki PROは最大4層のトレーを運べます。一層に付き15キロまで積むことができ、合計60キロまで積載が可能。このため、飲食店や工場では一回に四箇所の目的地に配送できます。一回の充電で16時間使用でき、フル充電は4時間で完了します。

公開APIで柔軟なカスタマイズが可能


モジュールには数多くの公開APIが提供されており、ユーザーはニーズに応じて機能をカスタマイズできます。注文、配膳、会計をワンストップで実現したり、期間限定のデザートやセール情報など宣伝活動をしたりできます。

すでにAmazonの流通倉庫ではロボットが在庫を見つけ出し配送手配場所に届けることができていますが、レストランやフードコートなどの割と自由な空間でロボットが配送で活躍する未来はもうすぐ来ているのかもしれません。

PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000026.000110665.html

(文・橋本憲太郎)

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