「プログラミングで海のSDGs!」は、17あるSDGsの目標のうち、14番目の目標である「海の豊かさを守ろう」をテーマに、「海の生き物の大切さ」についてプログラミングを通して自ら考え、学び、行動するきっかけをつくるイベント。
次世代へ豊かで美しい海を引き継ぐために、海を介して人と人とがつながる日本財団の「海と日本プロジェクト」の一環として行われました。
プログラミングゲームを通して海について学ぶ
「プログラミングで海のSDGs!」で行われたのは、海で吸収される二酸化炭素「ブルーカーボン」をテーマにした 「Scratchでブルーカーボンチャレンジ!」。
海の植物を使って二酸化炭素を吸収するゲームをプログラミングツール「Scratch」で作りながら、海洋温暖化について考えたといいます。
「Scratchでブルーカーボンチャレンジ!」では、日本各地に分布する海草・アマモを植えていきます。アマモは上から落ちてくる二酸化炭素を吸収しますが、ひとつのアマモで吸収できる二酸化炭素の量は限られているので、限度を超えると消滅。再びアマモを植えていきます。
このゲームを参加者それぞれのパソコンで作成し、最後は完成したゲームをプレイしてスコアを競いました。
ブルーカーボンが海藻に吸収されることや、海の中に蓄積されたブルーカーボンが海洋温暖化につながるメカニズムをゲームを通して学んだ後は、現実の世界ですでに取り組まれているICT技術(プログラミング)を活用した海の課題解決を紹介。
主催者は、世界の海が直面している海洋温暖化や、その問題を解決するための取り組みについて、プログラミングと一緒に楽しく学習する機会になったとしています。
参加者からも好評
参加者からは「海藻がCO2を吸っていたなんて驚きました。」(男子・9才)、「プログラミングを通してSDGsのことが知れて楽しかった。」(女子・9才)、「海の問題を知ることができてよかったです。」(女子・9才)といった声が寄せられました。
また、「『海の豊かさを守るためにアマモを植える』という視点でゲームを作ることができ、動機となる目的も方法もとてもよかったです。」、「子供も楽しみながら環境について学べてとても良い企画だと思いました。」など、小学生の保護者からも好評を得たといいます。
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001420.000077920.html
(文・ソルトピーチ)