意志のある状態で映像と対峙
teamLab: Impermanent Flowers Floating in an Eternal Seaは、1月25日(水)から5月21日(日)までの期間、文化施設「Farol Santander São Paulo」で開催されます。本展に展示される作品群は、チームラボの「超主観空間」による映像作品となっており、会場では、“永遠の海の中で、誕生と死を繰り返す花々の作品群”などを見ることができます。
超主観空間とは、チームラボが提唱している、近代以前の東アジアの古典絵画では、レンズや西洋美術の遠近法のように作者の視点から切り取った空間で構成されているのではなく、俯瞰的な視点から2次元化した空間で構成されていると考える理論。チームラボは、プロジェクションマッピングによって、3次元空間全体を使って同理論を基にした映像表現を行います。
各作品は、プロジェクションマッピングによって、スクリーンを含む鑑賞者が存在する空間全体に描かれます。作品の特定箇所への視線誘導を発生させない構成なのが特徴。会場では、自由に歩き回って作品を鑑賞できます。記事執筆時点(1月13日(金))で公表されている展示作品は以下の通りです。
・《花と人、コントロールできないけれども共に生きる》
・《Black Waves》
・《永遠の今の中で連続する生と死》(《Black Waves》の海の中に現れる作品)
・《フラワーズ ボミング》
チームラボについて
チームラボは2001年に設立されたスタジオで、プロジェクションマッピングを活用した「デジタルアート」で知られています。アプリ開発なども行っており、2022年12月には、3Dで骨や筋肉の動きが見えるアプリ「teamLabBody Pro」をリリースしました。
teamLabBody Proの詳細はこちら
PR TIMES:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000906.000007339.html
(文・S.Inosita)