Dream Theaterメンバーが開発、指で描くだけで作曲!
著名なプログレッシブバンドDream Theaterのメンバーで、キーボーディストのJordan Rudess氏が開発に加わったiOS向けアプリ。音楽作曲の初心者からプロまで、幅広く使えるものだという。「HarmonyWiz」では、指でラインを描くだけで、アプリが勝手にアレンジを実行してくれる。ただ描くだけで交響曲が作れてしまうのだ。
メロディラインに合わせて自動でアレンジ生成
デバイスは画面に描きやすいiPadがよいだろう。アプリの画面上部には作曲した楽譜が表示され、その下の部分は演奏する部分になる。ユーザーはそこに指でタッチし、線を自由に描く。すると、アプリが即座に線を音符に変換し、ひとつのメロディラインとして再現する。または、ピアノスタイルのキーボード表示に切り替えて、鍵盤を押して演奏することもできる。
そうして出来上がったメロディラインに合わせて、“hwボタン”をポンと押すだけで、自動的にハーモニーが生成され、1つのシンフォニーとしてアレンジが完成する。まるで魔法のようだ。
初心者からプロまで幅広く有用
ハーモニーは“数字付き低音”の表記法でアウトプットされる。Baroque、Contemporary、Smooth、Free、Openの5つのハーモニックスタイルからチョイスが可能。もちろん、自らアンサンブルを作成してもよい。
作成したアレンジには自由に手を加えることができ、コピーペーストしたり、ある音符部分だけを調整したり、なんていうことも思いのままだ。
Rudess氏がこれまでの音楽活動の中で培った知識やノウハウをバックボーンにして、開発されたこのアプリ。音楽アプリの「AudioBus」や「AudioShare」とも連動するという。
特に音楽や作曲の知識がない人が、ゼロスタートで楽譜の表記や作曲について学ぶ教育ツールとして、あるいは純粋な作曲ツール、演奏のためのツールとして楽しむことができるほか、プロの演奏サポートにもなり、幅広いニーズに対応してくれそうだ。「HarmonyWiz」アプリは9.99ドルで提供中。
HarmonyWiz