コンセントにさしてWi-Fiにつなげておくだけで常時待機する小型コンピューターで、ユーザーの音声コマンドに対応するという“未来型”のガジェットとして注目を集めた。
そのUbiが、いよいよ現実のものとなろうとしている。ついにプレオーダーの受け付けが始まった。
◆音声コマンドを常に待機
UbiはAndroidを搭載していて、その音声認識技術を活用している。
Ubiで何ができるか。開発を手掛けたカナダ拠点のスタートアップ「UCIC」のサイトにあるビデオを見るとこんなふうだ。
(Ubiはキッチンのコンセントにさしこまれていて、ユーザーはお茶を入れながら「OK、Ubi」と話しかけUbiを起動する)
ユーザー:OK、Ubi。ジョンにメッセージを送る
Ubi:コンテンツを話して
ユーザー:ジョン、20分くらい遅れる
Ubi:(しばらくして)メッセージをジョンに送りました
つまり、ユーザーはスマートフォンを操作することなく、音声だけでメッセージを送信できるというわけだ。
◆家電の音声操作も
他にも、「10分たったら教えて」とタイマーとして利用したり、「ニューヨークの明日の天気は?」と各種情報を収集したりするのにも使え、まさに“普段使い”のコンピューター。
スマート家電とも連携するので、そうした家電類をUbiに話しかけてコントロールするということも可能だ。
◆プレオーダーは299ドル
現在、サイトでは299ドルでプレオーダーを受け付けている。残念ながら発送は米国内のみのようだが、英語以外の言語対応は、さほど手間はかからないのではないか。
今後、コンピューターは私たちの暮らしにますます浸透することを予感させるガジェットだ。
Ubi