ウェアラブルデバイス開発はIT各社がしのぎを削っているが、PULSはスマートフォンと連携させて使用するApple WatchやMoto 360と違い、PULSそのものに電話をかけたりテキストを送ったりする機能を持たせているのが最大の特徴だ。
■携帯端末と同じ番号
PULSはSIMカードを内蔵し、携帯端末と同じ番号を使用することができる。OSは独自のもので、無線LANやBluetoothにも対応する。
通話やテキスト以外にも、音楽プレイヤーとして活用でき、GPSや加速度センサーも備えているのでフィットネストラッカーとしても使える。もちろん、特定の機能を使わないときは時刻を表示すれば腕時計となる。
■専用アプリの開発も
すでに、PULS用のアプリ開発に着手しているデベロッパーもあるようで、これからさらに機能が加わることが予想される。
PULSは腕時計サイズなので当然ディスプレーはスマホなどより小さいが、頻繁に使う機能だけをさっと使いたい、という人にはうってつけだろう。
価格は未定。will.I.amは「iPhoneより安く、求めやすい価格にする」としている。PULS本体以外にも、通信機能を持たせるので通信会社からデータプランを購入する必要があり、米国ではAT&T、英国ではO2で購入できるようにするという。
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