そんな手間を代わりに引き受けてくれるのが、「filme(フィルミー)」。スマートフォンで撮影した子どもの動画を、まるで映画のような「成長シネマ」に自動編集して、定期的に届けるとともに、編集された動画をDVDにできるという新サービスである。
7月に開催された「KDDI ∞ Labo 6th DemoDay」において、オーディエンス投票№1アプリを獲得。満を持してリリースされた本製品について語ってくれたのは、コトコト、代表取締役、門松 信吾(かどまつ しんご)氏。アプリの中には、同氏の子どもに対する愛情がいっぱいに詰まっている。
ドラマに溢れた子どもの日常をくっきりと残すために開発
Q1、本アプリを開発するに至ったきっかけと経緯について、お聞かせください。
幼稚園教諭をやっている妻との会話がきっかけでした。妻が幼稚園での出来事を毎日話してくれますが、子どもたちの日常はドラマに溢れていて、話が尽きませんでした。
そして、そんな日常にこそ、成長の1コマがあり、それをありありと残すには動画が一番だと思ったのです。
はじめての寝返り、ハイハイ、可愛いおしゃべりにお歌、どれも写真ではその愛らしさは伝わらないと思います。
さらに写真とは違って、動画で振り返るとその時の体験だけでなく、当時の子どもと再会することで当時の感情までもが蘇り、子どもへの愛情を再認識することができます。
そんなすごい力を持った動画ですが、スマホの高性能化にともなって手軽に日常を撮れるようになった反面、スマホの中に溜まった動画は見返すのも大変で、埋もれていきます。
そこで、子どもの写真をフォトブックにするように、子どもの動画を「成長シネマ」として活用したいと思い、「filme」を開発しました。
Q2、「filme」の仕組みと特徴、DVDに編集されるまでの流れについて、詳しく教えてください。
「filme」は、忙しい子育てママのライフスタイルに合わせて、手軽に簡単に使えるようにしてあり、動画を撮ると1日1個スタンプが貯まります。
このスタンプが20個貯まると、その20日分の動画の中から子どもの笑顔や動き、声などをもとに印象的なシーンを自動的に抜き出し、BGMや画面の装飾をつけて、ひとつの感動的な「成長シネマ」に仕上げます。
これらの編集をすべて自動で行うのが、「filme」の最大の特徴です。つまり、ママが動画を撮り続けるだけで、素敵な成長シネマができあがるのです。
できあがった成長シネマは、そのままスマホで見るのはもちろん、ご両親と共有もできますし、さらに、家族一緒にテレビの大画面で鑑賞できるよう、たった498円(税・送料別)でDVDにすることができます。
特に初回に関しては、3枚で980円という価格にしておりますので、ご両親に親孝行できるように、まずは20日分、動画を撮っていただきたいと思います。(中略)
我が子を明日もギュッとしたくなる、そんなアプリであってほしい
Q3、今後の展開について、教えてください。
20日分で成長シネマが作れるようになっていますが、旅行に行った3日間で成長シネマを作りたい、などの要望はあるかと思います。
そちらに関しては、どのようにサービスに組み込むのが一番シンプルで、かつママにとって使いやすいか検討中です。
さらに今後は、お子さんの誕生日に1年分の成長をお届けするバースデーシネマや、動画の中の決定的な瞬間を写真にしたフォトブックを提供していくつもりです。Android版も開発を進める予定で、現在、フィルミーのサイト内で事前登録を受付中です。
Q4、これからアプリを使うユーザーへ、メッセージをお願いします。
「filme」は「「思い出」は 振り返ってこそ 「想い出」になる」という想いのもと、製作しました。育児で忙しいママたちがいつも笑顔でいられないとき、今日の我が子を「filme」で振り返れば、明日はもっとギュッとしたくなる、そんな「子育てママが優しくいられる」アプリとして開発しています。
そして、「filme」を運営する弊社(コトコト)は、「心を動かす コトづくり」をミッションとしています。みなさまの大切なお子さまの想い出を預かる身として長きにわたり、みなさまの心が動くような体験「コト」をつくっていければと思います。
filme(フィルミー)