宿泊施設に特化した音声端末向けアプリ「TradFit」が、経済産業省のIT導入補助金の対象ツールに認定されました。今後「TradFit」を導入する事業者は、最大で299万円まで補助を受けることが可能です。

AIスピーカーでスタッフもゲストも負担軽減

「TradFit」は、多くの観光宿泊業から支持されている音声端末向けアプリケーションです。AIスピーカーを活用することで、さまざまな言語のインバウンドゲストの対応がスムーズにできるようになり、スタッフの業務負荷も軽減されます。

また、非接触が求められるコロナ禍では「非接触レコメンド機能」で、ゲストやスタッフ双方の安心・安全を守ります。ユーザーの課題特定や、課題解決に導くサービスの提案、ユニークな発話データ基盤を活用して業務を可視化するなど、導入施設と施設ユーザーの満足度向上が期待できます。

補助は最大299万円

中小企業や小規模事業者が、自社の課題やニーズに適したITツールを導入する際に経費の一部を補助することで生産性向上や業務効率化を促す目的の「IT導入補助金」。

今後「TradFit」を導入する中小企業・小規模事業者は、年間利用料の2分の1以内（最大299万円）の初期導入費用と月額費用に対する補助金を受けることが可能です。補助金を活用すれば、費用を抑えながら、業務オペレーションの改善や負荷の軽減、多言語対応などを実現することができるでしょう。

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（文・優花子）