“運動エネルギー”を用いて充電
通例だと、スマートフォンなどの端末の予備バッテリーであるモバイルチャージャーは、それ自体を壁のコンセントからあらかじめ充電しておく必要がある。この「Ampy」は、人が動いたときに生じる運動エネルギーを利用して電力として蓄電、iPhone、AndroidなどのスマートフォンやUSBで接続するデバイスの充電ができるというものだ。
徒歩なら1時間、ジョギングなら30分で、およそ3時間分のスマホ電力に
「Ampy」の内部にはリチウムイオンバッテリーが内蔵されていて、ここにおよそ1週間分の身体活動で生じるエネルギー分を保存しておける。徒歩なら1万歩、サイクリング1時間、ジョギング30分で、スマートフォン3時間分の電力を発電。これは、スマートウォッチなら24時間分、フィットネスバンドなら72時間分相当になる。
クリーンなエネルギーで二酸化酸素排出量も減らせる
やはり「Ampy」の特に優れている点は、日々の活動をする中で生じる運動エネルギーを活用しているため、とても“クリーンな”エネルギーであるということだろう。自家発電をおこなうことで、地球温暖化防止活動にもつながるというわけ。
専用アプリ、キットも用意
この「Ampy」には専用のアプリも用意されている。これまでどれくらいのエネルギーを発電していて、身体のカロリー消費はどの程度になっているのか、また二酸化炭素排出量はどれだけ少なくなっているのか、累積されたデータを見やすくまとめて表示。おかげで、ユーザーのモチベーションを促進してくれそうだ。ちなみにこのアプリを使わなくても「Ampy」は普通に動作するのでご安心を。
もちろん、「運動エネルギーでの発電が間に合わない」なんて時のために、これまでと同様にして、マイクロUSBポートを使ってコンセントから充電することもできる。
「Ampy」は現在、資金調達プラットフォームKickstarterでキャンペーンを開催中。アームバンドやクリップなどのキットのセットも用意されている。
Ampy