2022年12月3日(土)~18日(日)にかけて行われる「バーチャルマーケット2022 Winter」は、株式会社HIKKY(以下、HIKKY)が主催するVRイベントです。同イベントの開催に先立ち、HIKKYは出展企業の第1弾を公開。
東海旅客鉄道株式会社(以下、JR東海)、ヤマハ株式会社(以下、ヤマハ)、ディズニープラスなど、さまざま業種の企業が初出展することを発表しました。
なお、今回のイベントはVRChat会場と、HIKKY独自のメタバース開発エンジン「Vket Cloud」で作成された「Webブラウザ会場」の2つから、無料で参加できます。
今回の舞台はパリ・名古屋・札幌
今回のバーチャルマーケット2022 Winterのテーマは「Next Journey(次の旅)」で、企業出展会場の舞台は「パリ」「名古屋」「札幌」をパラリアル化(※1)した3会場となっています。「パラリアルパリ会場」では、パリの象徴である凱旋門やエッフェル塔などの有名スポットを再現。シャンゼリゼ通りを再現した通りにさまざまな企業ブースが軒を連ねます。
「パラリアル名古屋会場」では、名古屋のシンボル名古屋城や、現在ではリアルでは見ることのできなくなってしまった飛翔のオブジェを復刻させ設置。
久屋大通を再現した通りに企業ブースが軒を連ねるほか、最終地点にはJR名古屋駅を再現したバーチャル名古屋駅が構築されています。
「パラリアル札幌会場」では、大通公園とすすきのエリアを再現し、さまざまな企業ブースを設置。大通公園では札幌名物・雪まつりを実施し、会場には雪が降るギミックを搭載します。
※1:パラリアルとは…「パラレルワールド(並行世界)」+「リアル(現実世界)」を合わせた造語で、リアルとメタバースに並行して存在すること
JR東海らは「バーチャル名古屋駅」を展開
それでは、出展が決定した企業を一部紹介します。まずは、このたびバーチャルマーケットに初出展となるJR東海、株式会社ジェイアール東海エージェンシー。今回のイベントで、JR東海らはパラリアル名古屋内に現実の名古屋駅を3Ⅾモデルで精巧に再現した「バーチャル名古屋駅」を展開します。
バーチャル名古屋駅内ではリニア中央新幹線(L0系改良型試験車)・東海道新幹線(N700S)へのバーチャル乗車体験など、メタバース空間だからこそ実現できるコンテンツを各種用意するとのこと。
ヤマハは3D楽器や“踊ってみた”体験コンテンツを展開
次に紹介するのは、今回初出展となるヤマハ。同社はメタバース空間内にヤマハ銀座店の外観を模した3階建てのビルを出展します。1階はヤマハのピアノ、サックス、ドラム、エレキギター、エレキベース、アンプの3D楽器を展示。360°にわたり楽器の細部を見ることができ、曲に合わせて楽器演奏を楽しむ試奏体験も可能です。
2階にはヤマハのライブ配信向け機器「AGシリーズ」を3Dアイテム化して展示し、ボーカロイド楽曲の“踊ってみた”のライブ配信を疑似体験できるステージを設けます。
地下のスタジオでは、VRChat上のライブハウス「V-Kitazawa AWAKE」とのコラボで、12/10(土)、12/17(土)にそれぞれ3組のゲストを呼んでライブイベントを実施するとのことです。
ディズニープラス「カニバル」のVRワールド
最後に紹介するのは、ディズニープラス。定額制公式動画配信サービス「ディズニープラス」にて12月28日より独占配信されるドラマ「ガンニバル」の世界観が存分に味わえるブースが、同イベントで出展されます。パラリアル名古屋に出展するブースからバスに乗ると、ドラマの舞台である「供花村(くげむら)」の世界にワープ。ユーザーは村に赴任してきた警察官 阿川大悟として、ドラマ同様に次々と起こる事件を体験できます。
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バーチャルマーケット2022 Winter
(文・Haruka Isobe)