そうしたマニュアル操作では、わざとピントをずらしたり、露出を抑えたりして“味”のあるショットが撮影できる。
オートでピントも露出も設定してくれるのはラクだが、それではつまらない。しかし自分ですべて設定するのはちょっと…という人にうってつけのiOS撮影アプリが登場した。「MultiCam」だ。
■フォーカスは最大16パターン
撮影は他のアプリと同様、普通にシャッターボタンをタップするだけ。ポイントは、1回のシャッターで露出が最大6パターン、フォーカスは最大16パターンで撮影されること。これが、マジックの秘密だ。
撮影した写真を表示すると、露出とフォーカスのスライダーが現れるので、ユーザーはリアルタイムでその変化を確認しながら、好みのものを保存できるというわけだ。
■露出を変えるだけで印象に変化
露出は同じでもフォーカスを変えるだけで写真の印象は違ってくるし、逆の場合も然り。会心の1枚はもちろんメールやSNSなどでシェアしたらいいだろう。
撮影した写真を回転させたり明るさを調整したりする編集アプリはたくさんあるが、撮影後に幅をもってフォーカスや露出を調整できるというアプローチは斬新といえるだろう。
アプリはiOS 8以降で利用できる。ダウンロードは200円。
MultiCam/iTunes