今回、同社はアネスト岩田株式会社とともに、人感センサー内蔵香り演出機器「Ambiscent(アンビセント)」を共同開発。ピンポイントで嗅覚による訴求ができるようになるといいます。
微細なミストを瞬間的に噴射
従来のアロマディフューザーは、香りが広範囲に拡散するため、届いてほしくないところまで充満することがあったようです。一方、Ambiscentは人感センサーが反応したときにのみ、機器の前に立った人に香りを噴射するため、まわりの人や環境への影響を限りなく抑えたうえで、嗅覚による訴求ができます。
エアーコンプレッサ(空気圧縮機:最大0.3MPa)を使用することで、効率よくミストになった液体香料を瞬間的に噴射することが可能。微細なミストなので、衣服などへ付香するリスクが低いとのことです。
看板・無人店舗などに活用可能
Ambiscentは、商業施設のサイネージや店舗前の看板、無人店舗、冷凍食品の自販機などに活用可能。匂いや香りが発生しないような場所へ設置することで、嗅覚による集客効果や購買向上が期待できます。また、エンタテイメントのアトラクションに取り入れ、センサー・映像・音など、ほかの演出と連動させて香り演出をすることで、よりリアルな没入感が得られるようです。
キャラクターの香りをAIが再現
Ambiscentのほか、シーナリーセントは“香り”を活用した機器やサービスを提供しています。たとえば、ライブエンターテイメントに匂いや香りなどの嗅覚による演出を取り入れて、五感での没入体験を可能にする香り空間演出機器「Scent Machine(セントマシン)」。
コントローラで4種類の香りを遠隔操作で切り替えて演出できるほか、映像・照明や音響と連動したプログラム演出を実現します。
アニメやゲームなど、キャラクターのフレグランスをAIが作るサービス「Virtual Fragrance」では、SNSをはじめインターネット上にある“キャラクターに関する書き込み”をAIが解析。
人間工学にもとづき、そのキャラクターを表現するような、多くの人に好まれる香りを調香します。
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株式会社SceneryScent
(文・Haruka Isobe)