そんな“任務終了”となったスマホを、ホームセキュリティとして活用できるようにするガジェット「Rico」がこのほど資金調達サイト「Kickstarter」に登場した。
■Wi-Fiで情報をクラウドへ
Ricoは一見、ただのプラスティック容器。だが、内部にスマホを入れるスペースがあり、そこにセットしてWi-Fiにつなげるとホームセキュリティの“ブレイン”になる。
このスマホ内蔵Ricoで何が出来るかというと、
・カメラ撮影
・録音
・動作検知
・煙探知
・温度・湿度計測
など。撮影はスマホのカメラを使い、動作や煙などを検知するセンサーはRico本体に備わっている。
■侵入、煙探知でアラーム発信
ユーザーは手元のスマホに専用アプリをダウンロードすると、室内の様子をリアルタイムで見たり、室温などをチェックしたりすることができる。
もし、誰もいないはずの部屋で動作を検知したり、煙や一酸化炭素を探知したりしたら、そうしたデータはすべてRicoのクラウドに送られ、そこからユーザーのスマホにアラートが送られるようになっている。
■家電の遠隔操作ができるソケットも
また、Ricoとは別にスマートソケットもある。コンセントと電化製品のプラグの間に介在させることで、アプリで電化製品の電源をコントロールできるというもの。これを使えば、スマート家電でない電化製品のスイッチを出先から操作することが可能になる。
Ricoで使えるスマホはスクリーンサイズが5.7インチ以下で、Android2.2、iOS 6以上のもの。Kickstarterでは現在、99ドル以上の出資でRicoを、139ドル出せばRicoとソケットのセットを入手できる(米国外への発送はプラス30ドル)。
ホームセキュリティのガジェットはたくさん販売されているが、それなりに値段が張る。ホームセキュリティの導入を考えている人で、不要になったスマホが手元にあるのなら 検討の価値はありそうだ。
Rico/Kickstarter