インドで今年4月にベータ版がスタートした「Treetle.com」は、近隣で開催されるイベントやアクティビティの情報掲載、チケット販売をおこなう、地域に根ざしたソーシャルネットワーキングサイトだ。サイトオープンからわずか3カ月で、すでに3000人のユーザーと200のクラブがこのプラットフォームを利用している。
このサイトが特に力を入れているのが、イベント料金の支払いシステムだ。インドのイーコマース企業と提携することで、簡易な支払いシステムを実現した。まず、イベントの企画者は、イベントの料金を設定し、“有料イベント”としてイベント案内を投稿する。投稿を見て関心をもったユーザーは、電子マネー決済システムのアカウントを通じ、ただワンクリックするだけで、支払い処理を完了できてしまう。支払われたイベント料金はそのまま、イベント企画者のアカウントに送金される仕組み。購入のたびにいちいち支払い用システムにアクセスしたり、情報の登録をおこなう必要がなく、大変スムーズな買い物ができるようになっている。
この「Treetle.com」は、来年1月に世界150カ国でサービスが開始される予定だ。便利で手軽な支払いシステムで、ユーザーがそれぞれの国の通貨で支払いができるのは、グローバルな展開を見越している企業にとって、大きなメリットだろう。
Treetle.com