ブログやFacebookのように、自分の意志で記録する必要はなし。iPhone片手にいつもどおり生活するだけで、好きなときに行動履歴を読み返せるという、いわば次世代型の日記アプリである。
開発を手がけたのは、レイ・フロンティア。リアルとバーチャルをつなぐ世界ナンバーワンサービスの創造をめざし、日々奮闘している。
そんな企業の夢を形にしたのが本アプリ。代表取締役、田村 建士(たむら けんし)氏が、その詳細を語ってくれた。
過去の行動を美しく整理。いつでもどこでも記録を閲覧できる
Q1、本アプリを提供するに至ったきっかけと経緯について、お聞かせください。
(中略)設立時から、行動ログなどを生かすことで、自分だけの有効なパーソナル情報を得られるサービスを作りたいと考えていました。
昨今、ライフログ情報を蓄積するサービスは増えてはいますが、その多くは自らの意志で履歴を残す形態に留まっています。
それが意識せずにできるようになれば、ライフログはさらに便利なものとなるでしょう。
また、私たちにはかねてから、自分のことを無意識で知ってくれるサービスがあれば、そのサービスは自分のことを熟知した最高のパートナーになるのではないか、という気持ちがありました。
そうした思いを達成するための第一歩として、「Silent Log」という、自分の行動を美しい日記のように見せるサービスをリリースした次第です。
Q2、「Silent Log」の概要と仕組みについて、詳しく教えてください。
「Silent Log 」は iPhone を持って歩くだけで、アプリを立ち上げておかなくても、ユーザーの移動手段、経路、歩数を自動で記録し、撮影した写真とともに、その日の行動を時間軸に沿ってまとめるライフログアプリです。
従来のアプリのように、なんらかの行動を要求する煩わしいノーティフィケーションや入力事項は一切ありません。
ユーザーが好きなときにアプリを立ち上げれば、即座に美しく整理された過去の行動を閲覧できます。
本アプリは、iPhone 6、iPhone 6 Plus、iOS 8 にも対応しており、最新の M8 プロセッサを活用して、滞在場所を正確に記録することができます。
また、iOS 8 に新たに追加されたウィジェット機能を使えば、その日の歩数をすぐに確認できるようになっています。
自身の成長に役立つ手軽な日記アプリ
Q3、本アプリは、日常のどんな場面で能力を発揮するのでしょうか?
「Silent Log 」の魅力は、データよりも写真を重視し、直感的にその日の出来事を思い出せる点にあります。
アプリが行動を自動的に記録しているので、ユーザーはいつもどおりの生活を楽しみながら、好きなときに日記を読み返せます。
今日はどんな日だったのか、昨日は何があったのかなど、過去の行動を写真付き日記のように読み返せるので、「あの日、自分はどんな行動をしたのかな?」と、振り返りたいときにも役立ちます。
Q4、御社の今後の展開について教えてください。
今回のアプリを軸として、利用者にメリットがあり、かつ気軽にログが蓄積・管理できるサービスを追求していきたいですね。
将来的には、長期的なライフログ情報の蓄積が利用者自身の価値となる、へルスケア分野での活用を考えています。
Q5、これから「Silent Log 」を利用するユーザーへ、メッセージをお願いします。
自分のログの振り返りによって得られる情報や過去の体験は時に、自身が成長するためのきっかけとなることがあります。
普段日記をつける習慣がない方や、日記をなかなか継続できない方に、そのような体験をしていただきたく存じます。
やがて行動のストーリーラインを振り返ったとき、小さな記憶を振り返る楽しさも同時に味わうことができるでしょう。
Silent Log