会期は、9月22日(金)~10月16日(日)の11:00~18:00。毎週月曜休館となりますが10月10日(月・祝)は開館し、翌火曜日が休館となります。なお、入館料は無料です。
作品の色に応じた音が流れる
同展では、絵の具を画用紙に垂らして畳んだものを開いてできる作品「やさしさの花」を、さまざまな国や業種の人々が考える“やさしさ”についてのコメントと共に展示します。注目したいのは、やさしさの花を聴覚で楽しむプロトタイプの紹介展示。作品の色をデバイスで検知するとその色に応じた音が流れる仕組みで、目の不自由な人にもアートを楽しんでもらおうという試みです。
嗅覚でも楽しめる
また、嗅覚でアートを楽しむ企画にも挑戦。やさしさの花のビジュアルやエピソードからインスパイアを受けて制作した6種類の香りを実際に体験できます。たとえば、「おばあちゃん家の香り」や「ピクニックの香り」など作品と関連するやさしさのエピソードを想起させる香りが体験できるようです。
この企画は、香りアーティストの近田梨絵子さんとコラボして実現。6種の香りは、近田さんが障がい者施設で開催しているワークショップの生徒により制作されました。
関連イベントも開催
さらに、複数の関連イベントを有料・予約制にて実施。スペシャルニーズの子どもたちの無料招待枠もあります。たとえば、アイマスクを装着して会場を巡るインヴィジブルギャラリーツアー、やさしさの花制作や調香体験といったワークショップ、戦場フォトグラファーによるトークイベントなど。
会場では、缶バッチセットや香りオリジナルスプレーなど関連商品も販売。これらは、売上の一部をスペシャルニーズの子どもたちをワークショップに無料招待する資金に充てるチャリティー商品です。
ITOCHU SDGs STUDIO
会場となるITOCHU SDGs STUDIOは、SDGsに関わる活動を行う団体などに展示スペースや撮影スペースを無償提供し、SDGsへの取り組みを支援する施設。過去には、ゴッホや葛飾北斎ら6名の巨匠が描く2050年の海をAIで予測・再現した絵画などを楽しめる展示会を開催。2021年4月の開設以来、1年間で8つの企画展を開催してきました。
現在は、「ITOCHU SDGs STUDIO “KIDS PARK”」のオープンに合わせ「こどもの視展」を開催中(9月19日まで)。何を話しても泣き声に変換されるマスクや、子どもから見た怒る大人をVRで再現した映像、子どもにとっての頭やランドセルの重さを大人が体感するプロダクトなど、子どもの視点を体験できる展示をおこなっています。
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ITOCHU SDGs STUDIO
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(文・Higuchi)