ウェアラブルデバイスで生体データを取得
同実験は、8月27日(土)に小田原アリーナで開催される日本フットサルリーグ第8節「湘南ベルマーレフットサルクラブ VS フウガドールすみだ」の試合にて実施予定です。事前に承諾を得たモニターにウェアラブルデバイスを装着してもらい、試合前・試合中・ハーフタイム・試合後という4つのシーンで心拍・脈拍などの生体データを取得。その生体データを分析することで、観戦時の感情の特徴を可視化するというものです。
感情特性を踏まえたプロモーション戦略などを展開
今後は、同実験で得た分析結果をもとに、観戦者の感情特性を踏まえたプロモーション戦略策定などに取り組む方針。湘南ベルマーレフットサルクラブが目指す“新しい顧客体験の創出”を目指します。なお、アビームコンサルティングは、マンチェスターシティフットボールクラブの日本におけるオフィシャルマネジメントコンサルティングサービスパートナーに就任するなど、スポーツを通じた地域活性化やダイバーシティ化を推進中です。
NECも試合観戦×感情分析を実施
試合観戦時の感情分析という取り組みとして、日本電気株式会社(以下、NEC)が一般社団法人日本バレーボールリーグ機構と共同で2021年2月に実施した実証実験が挙げられます。同実験では、ウェアラブルデバイスを用いて生体情報を取得し、対象者の感情推移をグループ単位・個人単位でグラフィカルに表示する「NEC 感情分析ソリューション」を活用。約30名の観客の感情を可視化しました。
また、観客が試合観戦の満足度に応じて自身でチケット価格を決定・支払う仕組みも検証しています。
NECらは、可視化された感情をもとにした満足度の定量化や、それを活用したプライシングなど新たなビジネスモデルの構築を目指すとのことでした。
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アビームコンサルティング株式会社(1)(2)
日本電気株式会社
(文・Higuchi)