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自分のスマホで音声ガイドを楽しむ。青森・十和田市現代美術館が「ArtSticker」導入

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美術館や博物館で、作品解説のサポートとして活用されている音声ガイド。

近年では、手持ちのスマートフォンで音声解説を再生できる「スマホ音声ガイド」が普及していますが、専用のQRコードを読み込んだり、会場で料金を支払ったりする必要があるといいます。

そんななか、株式会社The Chain Museum(以下、The Chain Museum)は、アート・コミュニケーションプラットフォーム「ArtSticker(アートスティッカー)」に音声ガイド機能を追加(無料)。

十和田市現代美術とコラボレーションし、同館にて常設展示されている作品の制作背景や、作品への想いが収録された音声ガイドの配信を開始しました。

アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」アプリ

ArtStickerは、アートに出会う機会と対話を楽しむ場所を提供し、アート鑑賞の「一連の体験をつなぐ」プラットフォーム。

著名アーティストから注目の若手アーティストの作品まで幅広く収録しており、作品のジャンルは、インスタレーション、絵画、パフォーミングアーツなど、多岐にわたります。

ArtStickerでは、作品をキーワードで検索して購入するほか、アーティストに「スティッカー」を贈って支援したり、感想を伝えたりすることも可能。

気になったイベントや展覧会のチケットも、その場でオンライン購入できます。

「音声ガイド機能」「地図機能」を提供

The Chain Museumは2021年6月に、ArtStickerにて十和田市現代美術のコレクション・展示会の情報を発信するといったコラボレーションを実施しました。

コラボレーション第2弾となる今回は、十和田市現代美術館にArtStickerの「音声ガイド機能」と、第1弾でも提供した「地図機能」を提供。

音声ガイド機能では、鑑賞者が十和田市現代美術館の建築コンセプトや、同館に常設されている展示作品の制作背景や、アーティストによる作品への想いを音声で聴くことができます。

一方、地図機能では十和田市現代美術館内だけでなく、まちなか常設展示やストリートファニチャーなど、館外にも点在する常設展示の作品を位置情報を頼りに辿ることが可能です。

実際に音声ガイドを聴いてみた

塩田千春『水の記憶』


実際にArtStickerのアプリをダウンロードして、音声ガイドを聴いてみました。

音声ガイドには現在、ジム・ランビーの『ゾボップ』、ロン・ミュエク『スタンディング・ウーマン』、塩田千春の『水の記憶』をはじめ、15作以上の音声解説が含まれています。

「なかを覗いてみてください」「線を辿りながら歩いてみてください」などの指示があるので、作品の見方がわからないときに役立ちそうです。

なお、音声ガイドの利用料は無料。利用開始から365日間視聴できます。美術館はもちろん、自宅や移動中でも視聴可能なため、鑑賞後の復習に使えるでしょう。

PR TIMES(1)(2

ArtSticker

(文・Haruka Isobe)

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