第1弾として、廃棄予定のりんごを活用した新素材「Adam(アダム)」を開発し、青森県弘前市で開催する展示会にて試作品を発表します。
りんごの残渣から生まれた生地素材
「Adam」は、アップルジュースやシードル製作工程から出る廃棄予定のりんごの残渣を活用した生地素材。展示会開催施設のスケジュールに「アップルレザー展」とあることから、革に近い素材なのでしょう。「Adam」の開発がスタートしたのは2021年夏。KOMORUとM&Tおよび大学が連携し、津軽が持つ風土性を生かした独自の色合いなどを研究しながら開発されたとのことです。
試作品展示、ほかの素材展示やトークセッションも
展示会場は、カフェ・ギャラリー・ゲストハウスが入居する複合施設HIROSAKI ORANDO。「風土と素材の試行展~りんごから生地へ~」と題し、8月19日(金)~21日(日)の期間で開催予定です。同展は“試行”をテーマとし、集まったメンバーが製作した素材実験や想定するユースケースを発表。「Adam」のほか、津軽で見つかる多様な素材の可能性を見出す素材の展示もあるようです。
また、弘前大学やりんご農家の人を迎えたトークセッションも開催。「大切にしたい津軽の風土と素材」をテーマに対話を重ねます。
今秋、東京でも展示予定
「Adam」は、今秋に東京での展示も予定。また、2023年の販売を目指し商品開発を続けていくといいます。「TSUGARU SOZAI CENTER」は、今回の活動を一過性のものとして終わらせることなく、今後も津軽の風土と素材の可能性を見出だせる新素材の開発に注力していく構えです。
PR TIMES
株式会社KOMORU
HIROSAKI ORANDO
(文・Higuchi)