そんななか、株式会社WACUL(以下、ワカル社)は、Webサイトのトップページが理想的なUIになっているかをAIが判定する「B2BトップページAI診断」を開発し、無料提供を開始しました。
Webサイトの“勝ちパターン”を研究
ワカル社は、AIアナリストに連携された3万6000超のサイトアクセスデータおよび1万2000超の改善PDCAデータをもとに、サイト種別ごとに成果を出すための“勝ちパターン”を研究開発しています。そのなかでも、WebサイトのUIはおおむね勝ちパターンが決まっているものの、いまだにそれらが実装されていないWebサイトが多く存在しているようです。
こうした背景を受け、ワカル社はB2BトップページAI診断を開発しました。
理想的なUIになっているかを自動判定
B2BトップページAI診断は、BtoB企業のWebサイトのトップページが理想的なUIになっているかを自動判定するというものです。利用者がトップページのURLを入力すると、AIがHTMLタグ情報やテキスト情報など、トップページの情報を取得します。
「ファーストビューにCVポイントへの誘導導線が設置されているか」「誘導がユーザーに目立つUIで設置されているか」などの観点から、勝ちパターンに適合しているかを自動で判定。その後、判定結果を「合格」「不合格」のいずれかで表示します。
また、分析結果表示の際には、WACULの提唱する勝ちパターンに沿っていないとAIが判断する点について、「改善すべきポイント」として提示するとのことです。
予測器の性能がアップ
B2BトップページAI診断では、ページ内に含まれるパーツ(DOM 要素)について、勝ちパターンに適合したものかどうかを判定する予測器を採用しています。開発当初の2022年1月時点では、「F値(判定結果の正確性・網羅性を総合的に評価する指標で、1に近いほど良い予測器であることを示す)」が0.689でしたが、AIの分析アルゴリズムを見直したり、学習を進めたりしたことで、0.768まで改善したようです。
ワカル社は現在、B2BトップページAI診断の簡易版を無料で提供中。BtoBサイトのトップページが、理想的なUI構成になっているかどうかを知りたい人は、ぜひ試してみてはいかがでしょうか。
PR TIMES
B2BトップページAI診断(簡易版)
(文・Haruka Isobe)