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Start Up スマホで不動産NFTを保有・売買できる「ANGO」誕生。リアル物件連動で空き家問題にも挑む

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スマホで不動産NFTを保有・売買できる「ANGO」誕生。リアル物件連動で空き家問題にも挑む

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株式会社レシカは、スマートフォンで不動産NFTの保有・売買ができるサービス「ANGO(あんご)」を開発。東海東京インベストメント株式会社らからの資金調達を受け、今秋に提供を開始する見込みです。

同サービスの運営はANGO合同会社が担当。デジタル世界における不動産価値を再定義するとともに、リアル世界における空き家問題の解決にも貢献する構えです。

アート展示で自分好みの家に! コミュニティへの参加も

「ANGO」では、不動産NFTをメタバース上の家として所有・売買可能。デジタル物件では、NFTオーナー自身のデジタルアートを飾り、自分好みの空間でのんびりしたり仲間と盛り上がったりできます。

また、オーナーだけで構成されたDAO(自律分散型組織)コミュニティへの参加が可能。メンバー同士が意思決定をおこなう組織のなかで、新たなつながりや事業を創出できるといいます。

デジタル物件を再現した物件に宿泊可能、DAOで民泊事業も

オーナーは特典として、リアル物件へ年に1度無料で宿泊する権利を獲得。そのリアル物件にデジタル物件のデザインを再現できます。

また、DAOコミュニティを通じ、地方に眠っている物件を中心に民泊事業などを展開することで休眠不動産のサステナブルな運営モデルを確立することも。DAOコミュニティでの活動によって、さらにリアル物件の使用権を獲得できるといいます。

将来的には、ブロックチェーン上でリアル不動産の登記ができることを見据え、不動産情報やIoTセンサーで取得する利用状況のデータをブロックチェーン上で記録・共有する特許出願済技術を活用し、サービスをアップデートしていくようです。

ウイスキー樽のNFT化、小口NFTの一般販売も

同社は、ブロックチェーンを中心とした技術でリアルとデジタルをつなぎ、社会に貢献するサービスを提供する企業。米国・中国にパイプを持ち、グローバルに事業を展開しています。

過去には、高級酒類の輸出入をおこなう株式会社ジャパンインポートシステムと合同で、蒸留酒の樽管理サービス「UniCask」を運営する株式会社UniCaskを設立。ウイスキー樽をNFT化し、簡単に管理・取引ができる業者向けサービスを開始しました。

また2021年12月には、1樽の中に含まれる蒸留酒を小口化し、「CASK NFT」として一般販売すると発表。小口化されることで一般のコレクターや愛飲家でも入手しやすくなるようです。

PR TIMES(1)(2)(3
株式会社レシカ
ANGO合同会社

(文・Higuchi)

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