また同製品には、発送などのプロセスに障がい者が携わることで就業を支援するという副次的な目的もあるようです。
シーンで使い分けられる2モードに変形
「Flame in the Wind」は、外筒と内筒の2層構造となっており、外側のシェルを回転させることで2つのモードを切り替えられる仕様。モードを切り替えても薪を置く場所は水平を保つので、薪や炭が転がる心配はありません。開口部の位置を上にする“ノーマルモード”は調理に最適。開口部を手前側(使用者側)に向ける“Windモード”では、強い風のなかでも焚き火ができるといいます。
また、内筒や薪置場に設けた穴から空気を取り込み、外側のシェルで風を防ぐことで高い燃焼効率を実現するとのことです。
美しいデザイン、ユーザーフレンドリーな設計
「Flame in the Wind」は、焚き火台とは思えないオブジェのような美しいデザインも特徴。職人の手作業と技術によってフラットな板を円柱状に形成し、ヘアライン加工やバイブレーション加工で美しく仕上げました。このほか、市販の網や五徳を使いやすいコンパクトさ、市販の薪をそのまま入れられる開口部、お手入れしやすい設計なども特徴でしょう。
machi-yaでは、記事執筆時点で4万7600円(税込)からの支援で1台入手可能。8月16日(火)まで支援を受け付け、10月下旬より順次発送されるようです。
障がい者の雇用拡大を目指すアウトドアブランド
冒頭に記した通り、「Flame in the Wind」には障がい者の就業支援という副次的な目的があります。NAGOMIは、障がい者雇用が思うように進んでいない現状を受け止め、障がい者の実務経験と雇用拡大、職場定着率向上を目指すアウトドアブランドとして「CYRUS9」をスタート。そのフラッグシップとなる製品が「Flame in the Wind」です。
同社は、CYRUS9製品の開発・広報・商品管理・マーケティング・発送業務・サイト運営といった仕事を障がい者と分業していく構え。そして企業の理解や雇用促進のきっかけをつくるとともに、障がい者自身に合う仕事の発見などを支援し、新たな雇用の創造を目指すとのことです。
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(文・Higuchi)