3年ぶりとなるねぶた祭おいて、株式会社日立製作所東北支社らが参画する日立連合ねぶた委員会は、燃料型発電機を使用しない“脱炭素ねぶた”を運行。EcoFlow Technology Japan株式会社(以下、EcoFlow)協力のもと、太陽光由来のエネルギーを活用してねぶたに光を灯すようです。
CO₂排出量最大約170kg削減の見込み
脱炭素ねぶたは、運行前にソーラーパネルで充電した蓄電池とバッテリーをねぶた本体に搭載し、ライトアップの電源として使用します。これにより、従来のねぶた本体が排出していたCO₂を削減可能に。ディーゼル発電機を使用する場合と比較し、最大約170kgの削減が見込まれるようです(2019年度実績値から試算)。
EcoFlowのソーラーパネルや蓄電池など活用
脱炭素ねぶたの運行に使用するのは、EcoFlowの400Wソーラーパネル10枚と家庭用蓄電池「DELTA Pro」8台、DELTA Pro専用エクストラバッテリー2台。DELTA Proは、容量3600Whのポータブル電源。1台につき最大2台の専用エクストラバッテリーを接続可能で、容量を1万800Whへ増やすこともできます。
定格出力3000W・瞬間出力6000Wという高出力や約3時間でフルチャージできる急速充電、ソーラーのほかACやシガーソケット、EVステーションなど多様な充電方法もポイントでしょう。
時代に合わせ、ねぶたもサステイナブルに
日立グループは、日立連合として50年以上にわたり青森ねぶた祭に参加してきました。新型コロナの影響で、ねぶた祭が本来の形で開催されるのは3年ぶりとなります(昨年は1日だけの代替イベントを開催)。日立連合は、時代の変化に柔軟に適応しつつ青森ねぶた祭の伝承・発展に貢献すべく、今回初めて100%再生可能エネルギーを使用した大型ねぶたの運行を決定。EcoFlowは、そのサステイナブルな取り組みに感銘を受けて参画したとのことです。
PR TIMES
「DELTA Pro」公式サイト
日立グループ
(文・Higuchi)