各店舗でのBGM運用は高コスト
BGMによる空間演出は、店舗の雰囲気づくりの重要な要素。しかし、各店舗スタッフによるBGMプレイリスト編成やオリジナルCMの組込み、店舗状況に合わせたBGM変更などは手間もコストもかかるようです。そこでUSENは「U MUSIC Enterprise」を開発。複数店舗のBGMのプレイリストを統一したうえで、従来は不可能だった店舗ごとの状況に応じたプレイリストの自動変更を実現します。
なお、インターネット配信なのでアンテナ設置や電柱からの引き込み工事は不要。インターネット環境がない場合でも、LTEルータをセットで提供するようです。
全店統一したプレイリストを配信、管理は本部で
「U MUSIC Enterprise」では、BGMのコーディネートや店内CM制作および電源オン・オフを含むタイムテーブル編成などのノウハウを活用し、企業に最適なBGMオペレーションを提案。用意した番組は1000ch以上とのことです。プレイリストには、楽曲だけでなくキャンペーン情報や感染拡大防止の呼びかけなどオリジナルCMも編成可能。これを全店に配信するプレイリストとして、本部システムで一括管理します。
これにより導入企業は、ブランドイメージに沿ったBGMを全店に流し、企業コンセプトを統一できるでしょう。また、エリアや屋号、同一店内のエリア(イートインと物販など)で配信内容を変えたり、手動でアナウンスを差し込んだりもできるようです。
AIが来店客・状況に合わせたBGMを流す
「U MUSIC Enterprise」では、USENが提供するAIカメラサービス「U EYES」と連携する“AI選曲モード”をオプションとして提供。これにより、来店客の性別・年代といった属性や混雑度などの状況に応じた最適なBGMを流せるようです。たとえば、平常時にはゆったりとしたプレイリスト、混雑時にはアップテンポなプレイリストを自動で切り替える感じでしょう。
なお「U EYES」は、遠隔監視できる防犯カメラと来店客属性情報を取得できる分析機能、顔認証による顧客管理機能を兼ね備えたAIカメラソリューションです。
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(文・Higuchi)