対象路線は、今のところJR東日本・東急電鉄・西武鉄道・都営地下鉄ですが、エリア拡大も検討しているとのことです。
過去の復旧実績や迂回ルートとの比較も
ユーザーは、アプリの運行情報画面から運転再開までの予測所要時間を確認可能。プレミアムコースのユーザーであれば、ルート検索画面などからも確認できるとのことです。また、運行情報の詳細画面には、過去の復旧実績をグラフで表示。運転再開予測と過去の復旧実績を見ながら、意思決定することもできるでしょう。
さらに、既存の「迂回ルート検索」とあわせて使用すると、到着時間の比較も。迂回するか運転再開を待つか、到着時間を見ながら決めることもできるようです。
過去約3年分のデータを活用
運転再開までの時間予測には、よりリアルタイム性の高いデータとして鉄道事業者が運営する公式Twitterアカウントの発信内容を活用。各路線の過去約3年分のデータから、同一理由で発生した「運転見合わせ」から「運転再開」までの所要時間を収集して平均値を算出することで生成しています。
なお、公式ツイートの情報が取得できない場合は、同事業者・同路線で同社が独自に集計した過去事例や平均値を「ナビタイム調べ」として表示するようです。
どんどん便利になる「乗換NAVITIME」
公共交通機関の乗換案内に特化した「乗換NAVITIME」は、UX向上に資するアップデートを繰り返しています。たとえば、密を避けたいユーザーにありがたい「バス混雑予測」。2021年5月より横浜市営バス全系統に対応し、路線の順次拡大を示唆していました。
また21年7月には、「フリーパス検索」機能においてフリーパスの区間を考慮した運賃表示にも対応。続く12月に、乗換回数が少ない・空いているなど時間よりも快適さを求めるユーザー向けに「各駅停車でゆっくりルート」の提供を開始しました。
このように、多様なユーザーニーズに応える機能を開発する同社。このたびの機能も、運転見合わせで不安を感じる人や急いでいる人などに有用なものとなりそうです。
PR TIMES(1)(2)(3)(4)
(文・Higuchi)