これにより、ブロックチェーンの課題を解決し、公益に資するNFT技術の発展を目指すとのことです。
オンチェーンデータの課題
近年、金融やエンタメ領域で活用が進むブロックチェーン技術は、アプリの普及により一般利用者にも身近なものとなっています。ブロックチェーンアプリでのデータ保存は主に、取引データをブロックチェーン上で保存する“オンチェーンデータ”と、ブロックチェーン外のデータベースなどで保存する“オフチェーンデータ”に分類されます。
オンチェーンデータのメリットは、対改ざん性のある分散型台帳上のデータとして保存可能なこと。一方で、保存領域にデータを書き込む際に法的なデータ判定ができず、他者の権利を侵害したNFTデータの流通などが起きるという課題もあるといいます。
高精度・半自動的な真贋判定
そこで同社は、AIとNFTの特性を生かした技術の研究開発を開始。金融やエンタメ領域における先行事例を研究し、開発を進める構えです。具体的には、AIによる精度の高い半自動的なブロックチェーンデータ真贋判定技術を開発するとのこと。また、画像類似度とウォレットの仕組みを連携させたマーケティング応用のシステムも開発するといいます。
さらには、将来的な分散型金融の発展を見据えた新規技術の研究も進めるようです。
NFTマーケットプレイス「SBINFT Market」
同社の主力事業は、パブリックチェーンによるNFTマーケットプレイス「SBINFT Market」。NFTを活用して作品を発表・販売するクリプトアーティストの登録制で運営しています。現在、7月11日(月)~17日(日)に開催される「Crypto Art Fes 2022」のVIPチケットも販売中。同イベントは、株式会社BeyondConceptが開催するクリプト・アートの祭典で、メタバース会場「Conata」と渋谷のリアル会場にて展開されます。
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SBINFT株式会社
(文・Higuchi)