物流・運送会社約20社の協力を得て3月より3ヶ月間の実証実験を実施し、このたび正式リリースしたことを発表しました。
運転中のリスクを検知、乗車前も1分チェック
「Nobi for Driver」は、専用スマートウォッチ「Nobi Band」から心拍データを取得・分析することで、ドライバーの状態を把握できるサービスです。運転中であれば、異常な心拍状況・ストレス・眠気・ヒヤリハットなどを心拍データから検知。リスクを検知した場合は、管理者にメールを送信するとともに、ドライバーのスマートフォンでの音声再生やNobi Bandの振動で知らせます。
また、乗車前にNobi Bandを装着してアプリを操作すると、1分間で体調・ストレスチェックも可能。運転前に状態を確認できます。
データ蓄積で個別最適なリスク検知が可能に
この“運転中”および“乗車前”のデータを分析し、ドライバーに発生している異常の可能性を高・中・低の3段階に分類・可視化するようです。また、蓄積したデータによってリスク検知の基準値を個人最適化し、検知精度を向上させることも可能。さらに、ドライバーごとに「いつ・どこで・どのような」リスクが発生しやすいかという傾向把握もできるようです。
シンプルなサービス構成
同サービスは、Nobi Band・アプリ・管理画面で構成されています。ドライバーは、Nobi Bandを装着してアプリで“勤務開始”や“勤務終了”のボタンを押すだけ。自身のアプリで、運転中の心拍分析・リスク検知場所・リスク検知時間を確認し、事故防止に役立てられます。
管理者は、管理画面ですべてのデータを確認可能。リアルタイムだけでなく過去のデータもすべて閲覧できるようです。
「Nobi Band」を活用したサービス
Nobi Bandでは、心拍数のほか歩数・血圧値・睡眠などのデータも取得可能。同社は、そんなNobi Bandを活用したサービスを展開しています。そのひとつが、個人向けパフォーマンスマネジメントアプリ「Nobi」。Nobi Bandで取得した生体データとコンディションチェックデータ(主観データ)を分析し、コンディションを予測したり、良い状態になるための提案をしたりします。
また、この「Nobi」を組織・チーム向けにした「Nobi for Team」も提供中です。
PR TIMES
「Nobi for Driver」サービスページ
株式会社enstem
(文・Higuchi)