そしてこのたび、上記3店舗を含む4店舗にて、「KettyBot」を活用したバーチャル店員による接客無人化を検証します。
音声対話や動画による説明ができる「KettyBot」
「KettyBot」は、中国のPudu Robotics社が開発した大型ディスプレイ付配膳ロボットです。レーザーと視覚の二次元認識機能による障害物回避機能や自己位置推定機能で、エリア内を自由に移動。1回の走行で複数のテーブルに対応したり、クルーズモードで音楽や映像を流しながらエリアを巡回したりできます。
また、AI音声対話機能により来店客との挨拶・対話も実現。客席への案内・動画による店舗やメニューの説明など“スマート案内”を提供します。
このほか、同一ネットワーク上のロボットと直接通信できるマルチロボットモードや自動充電機能なども特徴です。
ディスプレイにバーチャル店員
「焼肉の和民」では、国分寺南口店・坂戸北口駅前店・川越東口クレアモール店にKettyBotを導入し、スマート案内による非接触サービス化と省人化を図ってきました。今回は、池袋西武東口店を加えた4店舗で6月13日(月)~7月10日(日)の期間、KettyBotのディスプレイ(18.5インチ)を活用したバーチャル店員による無人接客を検証します。
バーチャル店員となるのは、バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」のイベントで選出された3名のライバー(夏野星空・ちーたゃ・鍵助)。各ライバーが事前に作成した接客動画をKettyBotのディスプレイで流します。
飲食業界で進むロボット導入への動き
新型コロナの影響もあり、2020年以降の飲食業界では接客や配膳・下膳においてロボット導入を検討する動きが活発になりました。2020年10月にオープンした「焼肉の和民」は、1号店 大鳥居店と横浜西口鶴屋町駅前店に、株式会社日本システムプロジェクトが提供するAI搭載配膳ロボット「PEANUT」(Keenon Robotics社製)を導入しています。
そのほかの企業でも、自動配膳ロボット「K-1号」や「T5」、自律歩行型AIロボット「サービスショット」などの実証実験が実施されました(詳しくはこちら)。
飲食業界には慢性的な人手不足という課題もあり、ロボット導入の事例はまだまだ増えそうです。
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「KettyBot」公式サイト
Techable記事
(文・Higuchi)