英国のスタートアップが開発した「Shrooly」は、専用のポッドをマシーンに設置してボタンを押すだけで、自宅で簡単にキノコ類を栽培できるというもの。成長過程を見て栽培を楽しんだ後は、食べることもできます。
ポッドを置くだけ
スプラウトやグリーンリーフを育てる室内栽培マシーンがありますが、Shroolyはそのキノコ版。トースターのようなサイズで、中が空洞になっているデザインです。種菌を含むポッドを中央に置き、明るさや湿度を適切に調整することでキノコ類を家庭で手軽に栽培することができます。
自動で最適コンディションに
Shroolyの最大の特徴は、自動で栽培に最適なコンディションを維持するようになっていること。基本的に、一旦セットすれば栽培の手間は一切かかりません。なお、「自力」で育てたい人のために明るさなどをマニュアル操作できるようにもなっています。
2回収穫可
一口にキノコといってもさまざまな種類がありますが、Shroolyでは椎茸、シメジ、エノキ、舞茸など日本人にお馴染みのものを含む多様なポッドが用意されています。もちろん、ポッドから伸びてくる様子を観察して楽しんだ後は収穫して調理することもできます。開発元によると、1つのポッドで2回収穫できるとのことです。
ShroolyはIndiegogoでプレオーダーを受け付けていて、本稿執筆時点の出資額はマシーンのみが279ユーロ(約3万9000円)、マシーンとポッド4つのセットが469ユーロ(約6万6000円)となっています。申し込み期限は7月1日、発送は12月が予定されています。
Shrooly/Indiegogo