しかし両手をほぼ固定しての操作では負担減に限界があります。そこで開発されたのが、分割式のキーボード「Dygma Defy」です。両腕を開くようにするなど好きな角度に調整できます。
左右を好きな位置に
Dygma Defyは左右の手形を模したような斬新なデザインです。最大の特徴となっている分割スタイルを採用することで、左右をそれぞれ好きな位置に置くことができます。これだけでも通常のキーボードより手の自由度が増しますが、加えて手のひらを天井に向けるような形で傾斜をつけることもできます。手を机面と並行に置き続ける姿勢は負担、という考え方です。
各キーボードの下にはスタンドがあり、傾斜は最大60度までつけられます。
キー配列も自在
また、Dygma Defyでは、左右の親指部分に8つのキーを配置することで、操作が容易になり、生産性が上がると開発元はうたいます。キーの配列を思いのままにプログラムしたり、スイッチを交換したりすることも可能です。
ハードケース付き
Dygma Defyはワイヤレスで、最大3台のデバイスと接続させられます。出先に持ち歩けるよう、ハードケースも付いてくるのも何気に便利そうです。Dygma Defyは現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金を調達中で、本稿執筆時点の出資額は279ユーロ(約3万9000円)〜となっています。すでに目標額は達成していて、7月1日まで申し込みを受け付けたのち、今年12月にも発送が始まる見込みです。
Dygma Defy/Kickstarter