世界20都市で展開されていて、日本では大阪で利用できる。そのHailoがiPhoneユーザー向けに新たな支払いサービス「Pay with Hailo」の展開を開始した。
差し当たってはアイルランドとボストンでサービスを始め、Hailoが利用できる他都市にも順次広げる方針だ。
■iBeaconを活用
これまで、支払いは現金とクレジットカードに対応していた。カード払いの場合、アプリ内にクレジットカード情報を登録することで、乗車時の支払いの手間を省くことができるが、これはアプリで配車を利用したときのみ使える。
そして、今回加わった新サービスは、iOS 7以降に搭載されている近距離データ通信機能「iBeacon」を活用するもので、流しのHailoタクシーを拾ったときに使える。
■自動で端末に支払い表示
ユーザーが流しのHailoタクシーに乗ると、自動でiPhoneに支払いのオプションが表示され、クレジットカード払いなどが選択できる。その際はアプリ内に登録しているクレジットカード情報を使うので本物のカードを提示する必要はない。
仮にタクシーにiBeacon装置が設置されていなくても、Hailoタクシーであればユーザーは運転手の名前から探し出せるので同様に端末支払いが可能だ。
最近のタクシーはクレジットカードが使え、日本ではSuicaやPasmoといったICカードでも支払いが出来るなど、現金払いする人は少なくなってきているのではないだろうか。そして今後はiBeaconなどの近距離データ通信による携帯端末での支払いが主流になるのかもしれない。
Hailo