個人や小規模の小売り事業者がECサイトを開設できるプラットフォームで、非常にシンプルな操作で、しかも無料で利用できるとあって、2012年のサービス開始以来、世界の多くの事業者に愛用されている。
そのTictailからこのほど、消費者向けのショッピングアプリ(iOS)がリリースされた。Tictailを使ってネットショップを立ち上げた事業者が扱う商品の中から、センスの光る商品を一堂に集めて販売している。
扱うのはアパレル、アクセサリー、宝飾品、家具など。大手ブランドのものもあれば、名が知られていないアーティストの作品まで、150カ国に散らばる小売り5万5000店の約150万点を扱っている。
出品する事業者が多国籍なら、消費者もさまざまな国に住んでいることを想定し、表示価格は自動的にユーザーが住む国の通貨で表示される。何と言っても、表示される価格は正真正銘、消費者が支払う価格で、そこには送料も含まれているというシンプルさもいい。
ECサイト開設プラットフォームに続き、今回のショッピングアプリでも根底にあるのは、個人・小規模事業者をサポートしようとする思い。事業者にとっては扱う商品を世界にアピールする場となり、消費者にとってもセンスのあるものを“発掘”できるという楽しみがある。
デザインの国・スウェーデン発のサービスとあって、厳選された商品の写真やシンプルで美しいUIを眺めるだけでも、何かしらインスピレーションを得られそう。
Android版とウェブ版も間もなく登場する見込み。
Tictail