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AI活用で介護記録サービス導入負担減めざす、エクサウィザーズとケアコネクトジャパンが提携

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株式会社エクサウィザーズ(以下、エクサウィザーズ)と株式会社ケアコネクトジャパン(以下、ケアコネクトジャパン)は、介護領域において現場をアシストし、利用者のアウトカムにつなげる新システム創出に向けて業務提携を締結しました。

介護記録のICT化率を引き上げ、新システム創出へ

介護業界では、2021年度の介護報酬改定ですべての事業者に「科学的介護情報システム(LIFE)」を活用した高品質なケアが推奨されたこともあり、簡単かつ正確な介護記録が重要視されているようです。

実際に、介護現場での負担軽減と高品質なケアを両立すべく介護記録ソフトを中心としたテクノロジーを活用する流れもありますが、介護記録のICT化率は業界全体で約50%以下にとどまっているといいます(ケアコネクトジャパン調べ)。

そこで両社がタッグを組み、介護記録のICT化率80%以上を目指した取り組みを開始。ゆくゆくは、集めたビッグデータをもとに、ADL(日常生活動作)維持や自立支援促進などのアウトカムにつなげる新システムを創出したいとのことです。

両社のプロダクトをセット提供

同提携では、エクサウィザーズの介護記録AIアプリ「CareWiz ハナスト(以下、ハナスト)」と、ケアコネクトジャパンの介護記録ソフト「CAREKARTE(以下、ケアカルテ)」をセットで提供。

連携する2つのプロダクトにより、事業者は簡単に介護記録環境を整えられるため、対象となる利用者数の増加が見込めるとのこと。そこで蓄積される介護ビッグデータを活用してAIを進化させ、介護現場をアシストおよびADL維持・自立支援促進につながる新システムを創出するといいます。

また、「ハナスト」の機能を活用し、訪問系サービス事業者のスタッフに向けた新たな介護記録環境も構築する構えです。

音声入力ができる「ハナスト」

「ハナスト」は、介護記録・連絡・申し送りなどの業務を音声入力でサポートするAIアプリ。スタッフはスマートフォンをポケットに入れたまま利用者の名前とケア内容を言葉にするだけで、AIが介護記録に関連する言葉だけを読み取り記録します。

スタッフ間の連絡・情報共有には、インカム機能が便利。連絡内容は、音声としてリアルタイムに聞こえるとともに、テキストでも残ります。

ICT機器とつながる「ケアカルテ」

「ケアカルテ」は、さまざまなICT機器とつながり、現場の記録やプラン・請求まで介護事業所の運営をトータルサポートする介護記録ソフト。

モバイルでの簡単入力や帳票間の自動転記、施設に合ったオリジナル帳票の組込みなどが特徴です。また、ナースコールや見守り機器など多種多様なICT機器と連携し、取得したデータをケース記録としてケアカルテで一元管理できます。

PR TIMES
「CareWiz ハナスト」サービスサイト
「CAREKARTE」サービスサイト
厚生労働省「令和3年度介護報酬改定」

(文・Higuchi)

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