今回調達した資金は、オフラインのDX体験向上とオンライン上でのコミュニケーションの活性化、そしてプロダクト機能のグローバル対応にあてるとのことです。
働きやすさを実装する「WorkstyleOS」
「WorkstyleOS」は、ワーカー(働く人)の行動履歴・評価・環境情報を分析・可視化するワークスペース管理プラットフォーム。ワーカーが、パソコンやスマートフォンで働いているスポットにチェックインすると、場所やステータスをチームに共有することが可能。企業は、誰が、いつ、どこで働いているのかを、WorkstyleOS上で把握できます。
WorkstyleOSでは、会議室やフリーアドレス(オフィスに固定席を設けないワークスタイル)座席の予約も可能。
チェックイン・アウトにより利用実績を取得し、空予約(予約していたにもかかわらず使われなかった場合)の自動キャンセルや、利用状況のリアルタイム同期で、時間や場所をムダなく活用します。
一筋縄ではいかないワークスタイル変革
新型コロナウイルス感染症の影響により、社会全体でワークスタイルが見直されつつある昨今。オフラインとオンラインを組み合わせた「ハイブリッドワーク」が浸透するといった、働く時間や場所の多様化が進んでいるものの、チームに所属する多くのワーカーのワークスタイルは変化の途上にあるといいます。
実際、「どの場所で働くことが、ワーカーと企業の双方にとってパフォーマンスがいいのか」という判断を可能にする指標がないため、一方的に出社を命じる会社とワーカーの間にハレーションが生じているようです。
そこで、ACALLはWorkstyleOSをリリース。WorkstyleOSを通じて、持続可能な経営を実現したい企業と柔軟な選択肢を享受したいワーカーの間に横たわる“溝”を埋めて、ワーカー個人が主体的にワークスタイルを選択できる社会を後押しします。
グローバルな視点で働きやすさのインフラを整備
ACALLによると、今回の資金調達の目的には大きく2つの軸があるそう。1つ目は、オフィスやシェアオフィスなどオフラインのDX体験向上と、オンライン上でのコミュニケーションの活性化です。
オフラインの場では、機械ができることは機械に任せて、人間がより豊かに生きるための場の創造に貢献し、オンラインの場では、リモートワークでのチェックイン体験を高めるとのこと。
これにより、ワーカーおよびチームが、オフラインとオンラインを意識することなく、パフォーマンスをチームとして最大化できるエンパワーメントサービスを目指します。
2つ目は、プロダクト機能のグローバル対応。多言語対応やそれぞれの国における商習慣に付随した機能を追加することで、世界共通の課題である「働く場所と時間の選択肢を広げること」を世界規模で解決していくといいます。
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WorkstyleOS
(文・Haruka Isobe)