このアプリをリリースしたばかりのスタートアップ企業、株式会社thee momentの志気公介(しきこうすけ)代表取締役に話を聞いた。
■シンプルだけど面白い 焦らしのドキドキ感
Q、ずばり、「VEILL」とはどのようなサービスですか?
「こすって見えるモザイク写真メッセージアプリです。写真の一部分にモザイクをかけて送信し、相手はその部分を指で削って表示する。とてもシンプルですが、相手には焦らしつつも特別な想いを伝え、そして、相手も何が出てくるか分からないドキドキを感じる事が出来る、今まで にないアプリです。
写真をこすって削らないと下に隠れている部分が見れないので、
普通の写真とは違うメッセージ性だったりドキドキやサプライズが生まれます。
想いの一部を隠して相手に伝える事ができるアプリです。」
Q、そもそも、どのような経緯でこのサービスを始める事になったのでしょうか?御社の設立のきっかけと、このサービスに発展した経歴と共に教えてください。
「設立は2013年1月です。以前から幾つもやりたいアイデアがあったので、それらを手っ取り早く実現するために自分で会社を設立しました。このVEILLもそのアイデアの1つです。
以前からオリジナルのスクラッチカードのようなものを作って、相手に送れば喜んでもらえるんじゃないかと思っていました。
友人同士で、変顔やふざけた写真のある部分をマスクして送り合ったり、恋人同士で、デートに誘うときに自分の表情やお誘いのメッセージを隠して送信したり。
また、家族では子供の顔だけを隠して送信し、削るととびっきりの笑顔が現れたり、ペットのいたずらシーンや夕食の写真など。さらに、ユニークな場面を世界中のユーザーに自慢したいときなど。様々な場面で使ってもらえるんじゃないかと思っています。
最初はペイントしてマスクするだけでしたが、
どうせ隠すならモザイクだろうということでモザイク機能も付けました。」
■フレンド機能を充実予定 ゲーム性も視野に
Q、このサービスを開発中、苦労した点はありますか?
「まだまだ改善中ではありますが、極力説明文を省いて、シンプルな画面にしました。」
Q、写真共有のアプリは星の数程ありますが、「VEILL」はかなりユニークな発想ですね。ユーザーからの反応はいかがですか?
「まだまだユーザー数は少ないのですが、とてもおもしろいと言っていただいています。しかしアプリ内にフレンドがいないと楽しめないと言った声もありますので、今後は簡単にフレンドを探せる機能だったり、もっとゲーム性を取り入れていこうと考えています。
友人同士でダウンロードしてアプリ内でフレンド同士のユーザーは、いろいろと愉快な写真を送り合って楽しんでいるようです。ヘビーユーザーが増えています。」
Q、今後の予定などを教えてください。
「キャンペーン等と親和性が高いと思いますので、これから声をかけさせていただいて、いろいろな企業さんとやっていきたいです。
このアプリを使ってもらうために、海外を含めPRを頑張って行きたいと思います。アプリのupdateとしては前述したように、フレンド機能を強化し、ゲーム性をもっと取り入れて行こうと思っています。」
直感的に使えるアプリなので、まずは友達同士で使い始めて輪を広げたい。
VEILL (ベール iPhoneアプリ)
VEILL(ベール ウェブサイト)
(Writer: Saera Jin)