そうした作品を飾るのにふさわしいスクリーン付き壁掛けフレーム「Canviz」が資金調達サイト「Kickstarter」に登場した。“美術館クォリティ”を標榜し、そしてスマートフォンやタブレット、PCなどで飾る作品を自由に変更できるというものだ。
■コンテンツ変更も簡単
Canvizは解像度1080×1920のLCDディスプレーがついている。飾りたいコンテンツを専用のiOSアプリで選び、ワイヤレス送信して表示する仕組み。
あなたがスマホで撮った写真を飾るのもいいが、Canvizの特徴はパラパラ漫画のように複数の写真を立て続けに表示して動画のように見せるGIFアニメーションや、写真の一部だけが少し動くシネマグラフに対応していること。
そして、表示するコンテンツを気分によって簡単に変えられるというのもメリットだ。複数の写真を一定間隔で次々に表示したり、写真やシネマグラフに飽きたら、美しい風景画を背景に日時や天気といった情報を表示したりしてもいいだろう。フレームは縦、横どちらにでも置ける。
■サイズは2種類、279ドルから
ポートレートサイズ(スクリーンは30×46センチ)とポスターサイズ(同48×84センチ)の2種類がある。Kickstarterでのキャンペーンではポートレートサイズが279ドル、ポスターサイズが449ドルで入手できる。
読者の中には、以前紹介した「Electric Objects」を思い出した方もいるだろう。機能はほとんど一緒で、間を置かずして同種の商品が出てくるというのは、需要が見込めるとの裏返しともとれる。
確かに、高機能のデジタルカメラで高画質の写真を撮影したり、アプリでGIFを簡単作成したりと、デジタルコンテンツは身近なものになりつつある。そうした“作品”を表現するツールがこれから求められるということなのかもしれない。
自宅のリビングや職場で、アート空間を作り出すのに一役買うこのCanvizのキャンペーンは10月27日まで。発送は来年4月を予定している。
Canviz