“逆AI”が結果から入力の組み合わせを最適化
「MatrixFlow」は、ドラッグ&ドロップだけで機械学習・深層学習が可能なAI活用プラットフォーム。売上予測や需要・在庫予測、不良品検知・異常分類や購入顧客予測といった幅広い課題を解決します。従来のMatrixFlowでは、入力データ(素材の配合量や加工条件など)をもとに、AIが結果(物性や官能評価結果など)を予測していました。
一方、新サービス「OptFlow」では、実現したい結果(物性や官能評価結果など)を満たすためには、どのような入力の組み合わせ(素材の配合量や加工条件など)が必要か予測し、数理最適化することが可能です。
このような、結果から入力の組み合わせを最適化するAIを、MatrixFlow社は「逆AI」と呼称しています。
プログラミング不要、幅広い分野で活用可能
逆AIを用いることにより、特定の制限があるなかで、複数の要素を加味しながら決定を下すといった、より複雑な課題を解決することが可能です。たとえば、製造業の分野では「商品の金額は2000円以下で品質をより高くする」などの条件を設定して、材料の最適な値の組み合わせを求めることができます。
マーケティングの分野では、過去の購買データから、商品を購入した年齢・性別などの顧客データに「30代の男性」といった条件を加えて、その顧客が購入しやすい商品の値段を予測するといった使い方もあるようです。
OptFlowは、マウスのみで操作できるため、プログラミング知識のない分野・業種でも導入しやすいでしょう。
誰もがAI技術を活用する社会の実現を目指して
MatrixFlow社は、MatrixFlowの活用推進、MatrixFlowの機能の拡充を引き続きおこなうことで、社会全体としてのAI開発の加速、拡大を促していくと語っています。今後は、唯一無二のAI内製化支援を実施する会社として、誰もがAI技術を活用する社会の実現へ向け、さらなるプロダクト・サービスの開発、市場開拓を目指す方針です。
PR TIMES
MatrixFlow マニュアル「最適化の仕組み」
(文・Haruka Isobe)