Gap Graphにより、世代間や性別間などでギャップが生まれやすいハラスメントに対する認識の差を見える化し、社内で発生し得る無自覚なハラスメントの抑制に貢献するといいます。
ハラスメントに対する認識を年齢・役職・性別ごとに比較
「Gap Graph」は、視聴者が動画視聴時にリアルタイムでアクションを起こすことができる“インタラクティブ動画”を使った、ハラスメントに対する認識のギャップを可視化するサービス。映像内で視聴者が「ハラスメントかもしれない」と感じたタイミングでボタンをタップすることで、言葉や行動、表情など、その視聴者がハラスメントと認識した部分を計測します。
Gap Graphで計測したデータは、性別や年齢などの個人の属性と紐づいて蓄積され、ユーザーは「自身のハラスメントに対する認識」と「世間の認識とのギャップ」を、年齢や役職、性別、業界、エリアごとに比較することが可能です。
無自覚なハラスメントを抑制
Gap Graphが実現することは、主に3つ挙げられるといいます。1つ目は、ハラスメントに対する認識を可視化し、自覚のないハラスメントを減らすこと。
基準が人により異なり、なおかつ目に見えないハラスメントに対する認識を定量的に比較することで、従業員は無自覚にハラスメントをしていた可能性や、ハラスメントに過剰反応していた可能性に気づけるようです。
2つ目は、より本心に近い回答を集めること。全員に同じ質問をするような従来の研修とは異なり、同サービスでは研修受講生が「ハラスメントかもしれない」と感じたタイミングでいつでもアクションを起こせるため、より本心に近い回答を集めることが可能となります。
3つ目は、ハラスメント発生による企業価値の損失を未然に防ぐこと。管理者は社内でのハラスメントに対する認識のずれに対し、より具体的なハラスメント対策を立てられるとのことです。
トラブルが発生する前に対策を立てられる“指標”を提供予定
タッチスポットとアイ・イーシーは、Gap Graph開発をきっかけに、今後多くの業種・業界に対し、社内で発生する「ハラスメントに対する認識のずれ」に気づき、トラブルが発生する前に対策を立てることのできる指標を提供するとのこと。また、「セクシャルハラスメント編」や「モラルハラスメント編」などのコンテンツを順次追加予定です。
PR TIMES
(文・Haruka Isobe)