図面バラシと部材供給をオンラインで
同社は、建設業に特化した部材調達システム「BALLAS」を通じて3つのサービスを提供しています。1つ目は、施工図から建設に必要な部材などを記した“製作図”を作成し、特注建設部材を製作・供給する際の見積りを提供する「図面バラシサービス」。施工図をアップロードするだけで利用可能です。
2つ目は、すでに製作図を持っている企業に特注建設部材を製作・供給する「部材供給サービス」。所有する製作図をアップロードすることで、それに則った部材を製作できる最適な協力工場を選定し、製作・供給します。
3つ目は、図面バラシサービスと部材供給サービスを一貫して提供する「トータルサービス」。図面バラシから部材供給まで一括依頼が可能です。
部材調達業務の煩雑性が課題
建設業界における大きな課題のひとつが労働生産性の向上。これを阻害する一因として、部材調達業務の煩雑性が挙げられます。なかでも特注部材の調達は、確認点の多い製図業務と国内に2万社以上存在する仕入先の選定業務が大きな負担となっているようです。
そこで同社は、製作図作成と仕入先選定を請け負い、安定した品質の建設部材を安く早く供給するサービスを開発しました。ちなみに、鉄・ステンレス・アルミなどの金属部材を強みとしているようです。
約1億円調達、事業拡大を加速
同社はこのたび、ANOBAKA、mint(Apricot Venture Fund)、SBIインベストメント、その他金融機関より総額約1億円の資金調達を実施。この資金をもとに、システムの機能拡充・営業活動の促進・人材採用を加速していく構えです。SBIインベストメント の山崎卓郎氏は、「設立したばかりの企業ですが、市場規模と課題感の大きさから、企業としての可能性を感じました」とコメントしています。
PR TIMES
株式会社BALLAS
(文・Higuchi)