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ソフトバンクロボティクス、法人向けスマート清掃事業に参入。合弁会社SmartBXにて

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株式会社くうかんグループ(以下、くうかん)のSmartBX株式会社(以下、SmartBX)は、ソフトバンクロボティクス株式会社(以下、ソフトバンクロボティクス)からの出資により、ソフトバンクロボティクスとくうかんの合弁会社となりました。

そして5月9日(月)、大規模施設を持つ法人向けのスマート清掃事業に参入すると発表しています。

清掃結果を数値で可視化

SmartBXが提供するスマート清掃では、人とテクノロジー(ロボットやセンサーなど)を組み合わせ、高品質・低コストな清掃を提供。従来の不明瞭な清掃基準や不透明な清掃コストといった課題を解決します。

大きな特徴は、科学的データ測定による清掃結果の可視化。床面・立面の清潔度を測定するATP試験や空気品質を測定するView Plusセンサーにより清掃後の状態を数値化し、デジタルデータ・画像で証跡として提供します。

清潔度に関しては、100社以上のデータをもとに業界別清潔度標準を策定。スーパーマーケットやオフィスなど各施設に応じた数値を定義し、画一的な清掃品質を提供するようです。

SmartBXが活用するテクノロジー

SmartBXは、最先端のロボット・センサー・クラウドシステムなどを活用します。

たとえば、全自動床洗浄ロボット「Scrubber 50」や人感センサー「UnaBiz」など。「Scrubber 50」は、設定したスケジュール通りに清掃を開始し、帰還・充電・汚れた水タンクの掃除などを自動でこなします。

また、清掃管理やタスク管理などはクラウドで実行。“日常清掃管理”は、ユアマイスター株式会社(以下、ユアマイスター)が提供するシステム「ビルメンクラウド」を活用した「SmartBXクラウド Powered by ビルメンクラウド」にて行います。

「ビルメンクラウド」は、現場スケジュールの共有やGPS機能・シフト調整機能を活用した勤怠管理、報告書作成などを自動化するクラウドシステム。現場作業のなかから、ロボットに置き換えられる作業を抽出できるのも特徴です。

ちなみに、ソフトバンクロボティクスとユアマイスターは5月9日(月)に業務提携し、「ビルメンクラウド」は「SmartBXクラウド Powered by ビルメンクラウド」としてホワイトレーベル提供されています。

人とロボットの協働で低コストを実現

SmartBXは、上記のようなテクノロジーを活用するわけですが、人との協働も欠かせません。

床清掃などの単純作業はロボットに任せ、人が行うべき清掃作業はセンサーやスマホアプリの活用で効率化しながら実施します。結果、透明性のある標準プライスと低コストが実現するようです。

各種プランで派遣されるスタッフは1名のみ。出動するロボットや清掃面積によって3つのプランが用意されています。たとえば、スーパーマーケットの清掃料金では、「Scrubber 50」による毎日1時間の床清掃とスタッフによる毎週1時間の店内重点清掃・メンテ作業で月額9万9800円からです。

なお、すべてのプランに、施設環境の困りごとを24時間365日相談できるコンシェルジュサービスがついています。

PR TIMES(1)(2
SmartBX
ソフトバンクロボティクス株式会社

(文・Higuchi)

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