全体に占める割合は小さいながらも、インフレを受けてガソリン価格をトラッキングしたり、キャッシュバックが受けられたりするアプリのダウンロードも急増しています。
世界で推定369億回
今年1〜3月に世界でダウンロードされたアプリの総数は推定369億回で、前年同期比1.4%増でした。内訳はApp Storeが2.4%増の86億回、Google Playが1.1%増の283億回です。ダウンロードが最も多かったトップ5のアプリは順にTikTok、Instagram、Facebook、WhatsApp、Telegram。ただし、TikTokは米国と欧州では1位ですが、アジアではInstagramが1位でTikTokは3位となっています。
ユーティリティ部門が急成長
部門別にみると、ゲームのダウンロード数が23億4000万回と圧倒的で、次いでユーティリティ(お役立ちアプリ)がきます。ダウンロード数は6億1200万回とゲームには遥か及びませんが、前年同期比の増加率は5.6%とゲームの1.8%を上回っています。これはインフレやガソリン価格の上昇を受けて、消費者が価格に敏感になったことを受けての傾向、とSensor Towerは分析しています。GasBuddyなどガソリン価格を追跡したり、リワードが受けられたりするアプリのダウンロードが急増しているとのことです。
ワードゲームWordle人気
ゲーム部門をみると、人気タイトルのトップ3は「Garena Free Fire」「Subway Surfers」「Merge Master」でした。この順はGoogle Playのものをそのまま反映していますが、App Storeでは「Subway Surfers」「Wordle」「Coloring Match」となっていて、なかでもWordleは米国でダウンロード1位と躍進しました。
Sensor Tower