開発を手がけたのは横浜の企業、ファンタムスティック。「子どもたちが自ら学びたいと思える世界を提供する」をミッションに、優れた学習アプリを世に送り出している。今回のアプリも、子どもが楽しみながら学習できるシリーズ「Play Study Go ! (プレイ・スタディ・ゴー)」の一環として発表された。
子どもはもちろん、大人も夢中になるアプリ開発の原動力は、どこにあるのだろうか?代表取締役社長、Shane Belton(シェイン ベルトン)氏のお話を伺った。
遊びながら自発的に学習できる、楽しいアプリを模索
Q1、「算数忍者」シリーズをはじめ、学習アプリを手がけるようになったきっかけについて、お聞かせいただけるでしょうか。
ここ最近のスマートデバイスの登場によって、スマートデバイスならではの「表現方法」や「情報の伝達性」「操作性」が生む可能性に着目したことを機に、自身の子ども時代、子育ての経験を経て、もっと勉強や学習を楽しく、子どもたちが自発的にできる物はないか?と考えたのがきっかけでした。
既存のテキスト教材を単純にスマートデバイスに置き換えるのではなく、子どもたちがもっと夢中になって「遊べる」アプリで気がついたら、それで勉強になっていたら、最高じゃないですか。
Q2、今回の「算数忍者〜3Dずけいの巻〜」における第1弾と違う特色、また、前回からさらにパワーアップされた点があれば、教えてください。
ジャイロスコープ機能でipadやiphoneならではの機能をフルに活用しています。実際にiPhoneやipadを傾けたりすると、空が広くなったり、視点が広がったり…….という機能です。
さらに、デザインも含めた機能的な部分で、奥行き感や3D感をより強めています。今までテキストでは実現できなかった立体感を、しっかり実現させることができました。実際に指先で3Dの図形を回転させながら、「図形の数を数える」「図形の数を足す」「図形の数を当てる」等の問題にゲーム感覚でテンポ良くストレスなく、繰り返し挑戦できるようになっています。
また、子ども向けアプリといえども、早い時期にクオリティの高い視覚や聴覚も同時に養ってほしいという観点から、アプリの動作に合わせて完全オリジナルのサウンドエフェクトの制作、奥行き感、色彩感覚を刺激するデザインを起用しています。
Q3、リリースから2週間近く経ちましたが、ユーザーからの反響はいかがでしょうか?
リリース直後からランクインも果たし、好反響の実感があります。iPad「子ども向け(無料)」1位、iPad「教育(無料)」1位、iPhone「子ども向け(無料)」3位、iPhone「教育(無料)」では9位を獲得しました。
お子さんに実際に触ってもらい、夢中で遊んでいる(=勉強している)という声や、デザインやテンポ感が良いという声もいただいております。とてもうれしく思っております。
ゲーム感覚で親子一緒に楽しんでほしい
Q4、「算数忍者」シリーズは、これからも続くのでしょうか?今後の展開について、教えてください。
はい。続ける予定です。「算数忍者」に限らず、他の教科も独自のキャラクターで今後どんどん展開していくつもりです。実は、既に次の作品の制作が進んでいるところです。楽しみにしていてくださいね。
Q5、これからアプリを使うユーザーへ、メッセージをお願いします!
「勉強しよう」という気持ちじゃなくて、「新しいゲームで遊んでみよう」という感覚で、このアプリをお子さんと一緒にやってみてください。夢中で、無意識で遊んでいるうちに、図形の問題が得意になっていたり、空間力や想像力が身についたりしているはずです。同じシリーズでたし算やひき算、九九をマスターできちゃう「算数忍者」もありますので、一緒に楽しんでください。
算数忍者〜3Dずけいの巻〜