そのなかで、国内エンジニアの不足による獲得競争激化と外国人エンジニアの採用ニーズを感じ、外国人エンジニア採用に特化したサービス「Findy Global」を開発しました。
国内外のエンジニアを多様な雇用形態で
「Findy Global」は、国内外に居住するハイスキルな外国人エンジニアと企業をマッチングするサービス。正社員はもちろん、転居の必要がない業務委託などの雇用形態に対応しています。居住地と雇用形態の自由度が高いため、企業やエンジニアの幅広いニーズに応えられそうです。同サービスは、1月より試験的プロダクトを用いたテストマーケティングを実施。結果、インド・バングラデッシュ・ネパールなど東南アジア圏を中心に累計登録エンジニア数6000名を突破しました。そのうち約65%がインドとバングラデッシュからの登録だといいます(3月時点)。
登録エンジニアのスキルは、同社の独自技術「Skill Score」で可視化。日本では、Skill Score 50以上のユーザー割合が10%前後なのに対し、海外全体では約25%という結果となりました。特に、インド・インドネシアにおいては30%以上となっています。
この登録状況や入国制限緩和による外国人受け入れの再拡大を見込み、4月よりサービスを開始しました。
エンジニア採用とエンジニア組織強化を支援
同社はこれまで、エンジニアと企業をマッチングする転職サービス「Findy」、フリーランスエンジニアと企業の業務委託案件をマッチングする「Findy Freelance」を通じてエンジニア採用を支援してきました。両サービスの核となっているのが「Skill Score(スキル偏差値)」によるスキルの可視化。GitHubアカウントの公開データからエンジニアのスキルを定量的に分析します。
AIでエンジニアスキルと企業の求人票を解析してマッチングするのが「Findy」、エンジニアスキルをもとに単価保証された案件を紹介するのが「Findy Freelance」です。
また、エンジニア組織のパフォーマンスを最大化する「Findy Teams」も展開中。これは、GitHubを連携することでパフォーマンスを可視化し、エンジニアの生産性向上をサポ ートするというものです。
約15億円を調達、プロダクト開発体制を強化
このように、国内のエンジニア採用およびエンジニア組織強化を支援してきた同社。「Findy」「Findy Freelance」の登録ユーザー数は3年で約8倍に成長し8万人を突破、導入企業数は750社を超えました。2021年にローンチした「Findy Teams」のトライアル利用企業数は100社以上。このたびリリースした「Findy Global」も、テストマーケティングの結果から言えば期待できるでしょう。
そんななか同社は、4月19日(火)にシリーズCラウンドで約15億円の資金調達を実施したことを発表。既存投資家であるグローバル・ブレイン、SMBCベンチャーキャピタル、JA三井リース、みずほキャピタル、KDDI Open Innovation Fund に加え、新たにCarbide Ventures(カーバイド・ベンチャーズ)を引受先としています。
この資金でプロダクト開発体制を強化し、すべてのエンジニアが不安なく挑戦できる世界共通のプラットフォームづくりを推進していきたいとのことです。
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ファインディ株式会社