なお、前回の実証実験に引き続き、株式会社博報堂のHAKUHODO Blockchain Initiativeと博報堂行動デザイン研究所が企画・デザインに協力したとのことです。
花手水をモチーフとした御朱印NFT
このたび配布されるのは、博報堂行動デザイン研究所が制作した竹神社の花手水をモチーフとした御朱印NFT「竹神社デジタル御朱印」。満月参りの日である4月17日に竹神社を参拝し、紙の御朱印を授かった人へ無料配布されます。この御朱印NFTを受け取るには、紙の御朱印と一緒に渡されるQRコードをスマートフォンで読み込んでNFT販売プラットフォーム「NFTStudio」へアクセス。ログイン画面からウォレット接続ボタンを押し、Google・Twitter・Discordのいずれかを選択してアカウント認証などを行うと、無料配布対象ページから入手できます。
「NFTStudio」で無料配布
「NFTStudio」は、CryptoGamesが2021年3月にリリースしたNFTマーケット。IPコンテンツやクリエイターの作品をNFTアートとして販売し、二次流通売買が行われた際に売買手数料の一部がクリエイターに永続的に還元されます。また、トランザクション手数料(ガス代)をNFTStudioが負担することや、クレジットカード決済に対応していることも特徴のひとつでしょう。
今回の御朱印NFTを「NFTStudio」内で配布するにあたり、CryptoGamesのNFT配布ソリューション「NFT Airdrop」を活用。これは、Ethereum・Polygon・BSCからチェーンを選び、多種・多量のNFTを無料配布できるサービスです。
配布方法のひとつが、ウォレットがないユーザーでもNFTStudioにSNSまたはメールアドレスログインするだけで受け取れる“QRコード配布”。不特定多数のユーザーへ送付できる方法で、今回はこれを利用しました。
そのほか、ユーザーのウォレットへ直接NFTを送付する“特定アドレス配布”や特定のNFTを持つユーザーへ直接送付する“特定のNFT所有者配布”があります。
リアル・デジタルを融合した地方創生を
同実験は、NFTを用いて人々の生活領域における支え合いやデジタル技術活用を促進することを目的に企画されました。実験を通じ、御朱印NFTの受容性とリアル・デジタルを融合した新たな地方創生施策としての有効性を検証するようです。今後は、この取り組みを各地方自治体に展開し、地域コミュニティにおけるNFT活用の利点・注意点を啓蒙することで多角的な視点から地域文化とデジタル技術活用のあり方を検証していきたいとのこと。
また、地域住民から公募したアート作品などをメタバース空間に展示し、明和町の魅力を広く発信する取り組みなども計画しているようです。
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CryptoGames株式会社
(文・Higuchi)