そしてこのたび、シリーズAラウンドにおいて総額約14億円の資金調達を実施。これにより、「KiteRa」をシリーズ展開するなどSaaS事業の拡大を図ります。
規程の自動生成などで業務を効率化
同社は現在、社会保険労務士事務所向けクラウドサービス「KiteRa Pro」を提供中。社労士による就業規則や規程類の作成・管理、クライアントとのやりとりをサポートしています。
「KiteRa Pro」では、社労士が設問に回答するだけでクライアントに最適な規程を自動生成可能。生成できるのは、在宅勤務規程・賞与規程・資格取得報奨規程など全45種類です。
修正業務は、規程の編集に特化したクラウドエディタで効率化。作成した規程データはすべてクラウド上で管理・共有でき、PDFおよびWordで出力可能です。なお、就業規則に影響を及ぼす法改正情報なども配信します。
一般企業向けの「KiteRa Biz」
2019年8月にローンチした「KiteRa Pro」は、年2月時点で800以上の社労士事務所に導入。MRR(月次経常収益)は前年同月比で365%・解約率は0.6%未満で推移しています。
そんななか、一般企業からも社内規程類の運用管理に関して課題を感じているとの声が。特に大手企業では社内規程の運用管理が煩雑になりがちで、関連会社間の横断管理も複雑なようです。
そこで、一般企業向けの「KiteRa Biz」を開発し、近日中にリリースするといいます。
事業拡大へ向け、総額約14億円調達
このたび同社は、「KiteRa Pro」の開発体制強化と「KiteRa Biz」の開発・展開に充てる資金として、総額約14億円を調達しました。
引受先として、既存投資家であるXTech Ventures株式会社・三井住友海上キャピタル株式会社・DIMENSION株式会社に加え、新たにSansan株式会社・みずほキャピタル株式会社が参画しています。
なお、累計調達額は約18億円となりました。
PR TIMES
「KiteRa Pro」サービスサイト
(文・Higuchi)