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気球で宇宙へ。1500万円で地球を見下ろせる、ラウンジみたいな旅行カプセルの内装公開

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高級ホテルを思わせる超豪華なラウンジでくつろぎながら、窓の外には青い地球……。巨大な気球を使って上空滞在体験を提供しようとしているスタートアップSpace Perspectiveが、旅行カプセルの内装イメージを公開しました。

少人数のパーティなどにも使えるように作られており、実現すれば記念日のお祝いやイベントなどに活用できるようになりそうです。

高度3万メートルへ

宇宙旅行というと、SpaceXやVirgin Galactic、Blue Originなどが自社開発のロケットを使ってすでに民間人を宇宙へと送り出しています。それら企業と異なり、Space Perspectiveは大きな気球Spaceship Neptuneを使って旅客カプセルを高度3万メートルのところまで連れて行くという構想です。

高度3万メートルというのは厳密に言うと宇宙ではなく、成層圏になりますが、それでも十分地球を俯瞰できる高度とのことです。

360度眺めを楽しめる

今回公開された写真を見ると、カプセル内部はまさに高級ラウンジといった感じです。周囲360度が窓で覆われ、どこからでも眼下に地球を眺められます。トイレにすら窓があるとのことです。

そしていかにも快適そうなリクライニングシートがあり、足を伸ばしてリラックスしながら窓の外に目をやれる仕様になっています。また、食事や飲み物も提供されます。

計画では乗客8人まで搭乗でき、乗り合いや貸切などで提供されます。貸し切って記念日を祝うという使い方もできそうです。

特殊訓練は不要

このゴージャスな成層圏旅行はもちろんお安いものではなく、すでに販売が始まっている座席の価格は1人あたり12万5000ドル(約1565万円)です。ただ、45万ドル、50万ドルなどで販売されている他社の宇宙旅行に比べれば「リーズナブル」と言えます。

もう1つSpace Perspectiveの売りは、搭乗するのに特殊訓練は不要で、旅行そのものも数時間とゆったりしていることです。宇宙まで行かなくても地球が眺められればいい、という旅行需要を掘り起こせるかもしれません。

Space Perspective

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