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Tech 会場のアスリートと病院の子どもを“振動”でつなぐ。NTT東岩手ら、「モバイルハイタッチ」実証

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会場のアスリートと病院の子どもを“振動”でつなぐ。NTT東岩手ら、「モバイルハイタッチ」実証

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東日本電信電話株式会社 岩手支店(以下、NTT東日本)は、学校法人岩手医科大学、株式会社 岩手ビッグブルズ、特定非営利活動法人Being ALIVE Japan(以下、Being ALIVE Japan)と共に、離れた場所でも触覚で触れあえる体験「モバイルハイタッチ」の実証実験を4月24日(日)に実施します。

試合会場にいる選手のハイタッチの振動を届ける


同実験では、盛岡タカヤアリーナと岩手医科大学附属病院をインターネットで接続。アリーナにて、“触覚キャスター”といわれるインタビュアーが男子プロバスケットボールチーム「岩手ビッグブルズ」の選手とコミュニケーションを取ります。

このときの映像と音声そして“触覚”を、同病院小児病棟に入院中の子どもたちに届けようというのです。選手のハイタッチやドリブルなどの振動が、リアルタイムに子どもたちに伝わるといいます。

映像・音声・振動を取得する装置から送信


「モバイルハイタッチ」を実現するのは、映像・音声・振動を取得する装置。触覚キャスターが持つこの装置で取得した映像・音声・振動が、インターネットを通じて同病院に届くという仕組みです。

振動などを受信する子どもたちは、手に振動タブレットを持って振動足置きに足を乗せることで手足にハイタッチなどの振動を感じられるといいます。

医療や教育領域への展開も視野に


同実験に参画しているBeing ALIVE Japanは、入院を経て退院後も治療・療養生活が続く子どものスポーツチーム入団事業を展開中。21年9月には、同病院に長期入院していた高校生(当時)がサポーターとして岩手ビッグブルズに入団しました。今回触覚キャスターを務めるのは、その人です。

NTT東日本は、同実験を通じてコロナ禍での新たな応援スタイルを検証し、遠隔医療スポーツ応援の発展に貢献したいとのこと。また今後は、医療分野(遠隔面会)・教育分野(遠隔授業)などにおいても振動伝送を活用したサービスを展開したいとのことです。

PR TIMES

(文・Higuchi)

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