携帯端末やパソコンを使ったクレジットカード決済サービスのEmuは、創業地・イギリスで急速に浸透しつつあるが、新たにヨーロッパ16カ国をサービス対象国とすると発表した。定額手数料がわずかで、特別な装置は必要ないことが支持されており、急激な利用増加に応える形で今回のサービス拡大となった。
これまで、イギリス以外のヨーロッパ諸国の事業者が同サービスを利用するには事前登録などの諸手続きが必要だったが、今回のサービス拡大により、事業者はオンラインで簡単に登録できるようになった。対象国は、オーストリア、ベルギー、キプロス、エストニア、フィンランド、フランス、ドイツ、ギリシャ、アイルランド、イタリア、ルクセンブルク、マルタ、オランダ、ポルトガル、スロバキア、スペイン。
クラウドを活用している同サービスは、モバイル、タブレット、デスクトップPCと端末の種類を問わず利用できる。サービス対象のカードは、ビザ、マスターカード、アメリカン・エキスプレスなど。客もEmuに登録している場合、よりスピーディーな決済が可能。事業者が支払う手数料は、売り上げ1250ユーロまでは無料、それ以降は月額6.5ユーロ。何回利用しても利用料が定額なのは、事業者にとってはありがたいことだろう。
Emu