EVの充電設備の設定からマンション管理組合への説明まで
「Terra Charge(テラチャージ)」はEV(電気自動車)向けの充電サービスです。専用アプリ、管理クラウドなどを運営するほか、サービスの提供開始にあたって必要となるマンション管理組合への説明や、充電設備の設置工事までを一貫してサポートします。
既設マンションに対して、通常は数十万~数百万円の費用がかかるEV充電器を無料で設置。充電器を設置する工事の手配は不要で、設備のランニングコストもかかりません。
また、居住者は、専用アプリで充電時間の予約や料金決済が可能。管理組合はアプリ管理画面より、ユーザーの利用履歴を確認できるといいます。
EVの充電設備の不足解消へ向けて
世界各国で、2050年までにカーボンニュートラルを目指す動きが加速している近年。日本政府は2021年1月におこなわれた衆議院本会議にて、2035年までに新車販売で電動車100%を実現することを表明しました。
しかし、日本では、EVの充電設備の不足が大きな課題となっており、とくに自宅や事務所といった自動車の保管場所における「基礎充電」の設備が少ない状況です。
多くの集合住宅ではEV充電器の設置やランニングのコストについて、管理組合や理事会、住民総会などで合意を得づらいことが原因とされています。
こうした課題を受けて、テラモーターズ社はTerra Chargeの提供を開始しました。
今後は東南アジア諸国での事業開始も視野に
Terra Chargeはマンションへのサービス提供からスタートしますが、テラモーターズ社によるとすでに宿泊施設やオフィスビル・商業施設・事業所・フリート事業者等との事業提携について検討を進めているとのこと。今後はマンションでの基礎充電だけでなく、経路・目的地での公共充電ネットワーク拡大も視野に入れているようです。
加えて、インド共和国を中心とする南アジアにおいて過去7年間にわたりEV事業を展開してきた強みを生かし、南アジア諸国においても本年度内に事業開始予定。2025年までに東南アジア諸国での事業開始に向けて準備を進めるといいます。
PR TIMES
テラチャージ
Terra Motors株式会社
環境省
(文・Haruka Isobe)