ごみ拾い参加者間で交流ができる「ピリカ」
ピリカ社は、科学技術の力であらゆる環境問題を解決することを目指している企業。2011年に、代表取締役が所属していた京都大学大学院の研究室にて、非公式のプロジェクトとして始まり、同年に法人化しました。さまざまな環境問題のなかで、まず第一歩目として「ごみの自然界流出問題」に注力しています。
そんな同社が提供しているアプリ「ピリカ」は、ごみ拾いを楽しくする完全無料のごみ拾いSNSです。
拾ったごみの写真やつぶやきを投稿したり、利用者間で「ありがとう」やメッセージを送り合ったりできるほか、オンラインイベントやグループへの参加も可能です。
現在は111か国に広がり、累計2億個のごみが拾われているようです(2022年3月17日現在)。累計ありがとう数は1500万弱。ごみ拾い活動を通じて多くのコミュニケーションが生まれているといいます。
ごみ拾い参加者の個々の活動を見える化する「京都クリーンmovement」
このたび、京都府は「2万人の京都クリーンmovement事業」を開始します。本事業は、ごみ拾いに参加する人々の個々の活動を見える化・共有することにより、府民が楽しみながらクリーン活動を広げ、府内の企業・団体が連携を深めることを目的としています。
事業の一環として、京都府は「ピリカ」上に、京都府版 見える化ページ「京都クリーンmovement」を作成。
参加人数や拾われたごみの数のほか、「どの地域でどんなごみが拾われているのか」を可視化できます。
個人のほか参加企業や団体名も紹介され、地域内でのCSR活動を把握することができるとのこと。個人はもちろん、企業や団体などの参加を含めた、地域全体のクリーン活動の活性化を後押しできるでしょう。
本事業の実施期間は令和4年4月1日(金)~令和5年3月31日(金)。対象地域は京都府内全域です。また、本事業と連携し、ピリカを活用したごみ拾いイベントが京都府内にて予定されています。
「新しい生活様式」に適した環境美化活動へ
これまで京都府では各種団体や企業などによる、さまざまなクリーン活動が継続的におこなわれていました。しかし、新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け、多くの参加者が集まる環境美化活動の実施が難しくなった昨今。密集・密接を避け、「新しい生活様式」に適した環境美化活動を推進していくことが求められています。
今回の京都府版 見える化ページ「京都クリーンmovement」によって、京都府内の清掃活動が可視化され、多様なごみ拾いアクションが新たに広がっていくことが期待されます。
ピリカ社は「本見える化ページによって、個々の活動をつなぎ後押ししていきたい」と語り、今後もあらゆる環境問題の解決に取り組む方針です。
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ピリカ
京都クリーンmovement
(Haruka Isobe)